中堅中小企業向け新たな基幹システム導入支援プログラムがスタート

中堅中小企業向けの新たな支援プログラム

三井情報株式会社が、SAPジャパンが提供する「GROW with SAP」プログラムに参加すると発表しました。このプログラムは、特にサービス業、商社、卸売業などの中堅中小企業を対象に、短期間・固定価格でシステム導入を実現するものです。2024年10月からのサービス開始に向けて、さまざまな準備が進められています。

背景とニーズ

近年、多くの企業が直面しているのは、深刻な人材不足です。この状況は、業務の効率化や属人化の防止、内部統制やセキュリティ強化のニーズを高めています。そのため、基幹システムの導入が急務とされていますが、導入に伴う費用や期間の不透明さが中堅中小企業にとって大きな障害となっていました。その解決策として、SAPジャパンの「GROW with SAP」が期待されています。

GROW with SAPの特長

「GROW with SAP」は、最新の業種別ベストプラクティスを反映したSaaS型クラウドERPソリューションです。このプログラムには以下のような特長があります：
1. 対象業種の明確化: 幅広い業種を対象にしており、業種ごとのニーズに応えることができます。
2. 事前定義された業務プロセス: 各業種の標準的な業務があらかじめ定義されているため、スムーズな導入が可能です。
3. 短期間のプロジェクト完了: 導入プロジェクトを短期間で完了させることができます。
4. 明確な導入費用: プロジェクトの導入費用が事前に明確にされており、予算計画が立てやすくなります。

これらの特長により、システム導入に伴う不安を軽減し、中堅中小企業が求める効率化を応援します。

三井情報の強み

三井情報は、国内の大手企業向けに多くの導入実績を持ち、SAP S/4HANA Cloud Public Editionに関する豊富な知見を有しています。これらの経験を基に、中堅中小企業向けに特化したサービスを提供することで、クライアントの業務効率化やデジタルトランスフォーメーション（DX）の推進に貢献します。

2024年10月からは、プロジェクト期間8ヵ月、導入費用1.2億円でシステム提供を開始。このご提案は、特に中堅中小企業が求めるハードルの低い導入方法として注目されています。