JR東日本、2025年春ダイヤ改正で新サービスや価格改定を発表
2025年春、JR東日本はダイヤ改正に伴い、えきねっと限定商品やおトクなきっぷのリニューアルを実施します。特に注目は「サフィール踊り子」の新規設定や新幹線や訪日外国人向けの旅行パスの価格見直しです。これにより、利便性が向上し、利用者にとってよりお得なサービスが提供されます。
1. えきねっと限定商品の見直し
(1) 在来線チケットレス特急券サービス
このサービスでは、特急列車の指定席特急券を購入した場合、紙のきっぷを受け取ることなく、そのまま乗車が可能です。ただし、乗車券は別途必要で、モバイルSuicaやICカードを利用できます。
「サフィール踊り子」の新規設定
- - 設定開始時期:2025年4月1日(同日乗車分から購入可能)
- - 設定商品:在来線チケットレス特急券
- - 設定席種:プレミアムグリーン・グリーン車指定席(グリーン個室は対象外)
- - 発売額:所定の特急・設備料金と同額
また、「はちおうじ」および「おうめ」といった列車の運行終了に伴い、これに関連する特急券も設定を終了します。これらの列車の最終乗車日は2025年3月14日となります。
(2) 新幹線eチケットサービス
利用者は、予約をしたモバイルSuicaやICカードを自動改札機にタッチするだけで、新幹線の各路線にそのまま乗車できるサービスです。これに伴い、2025年4月1日以降にJR北海道管内で運賃が改定される予定です。
- - 対象列車:東北・北海道新幹線(はやぶさ号、はやて号)
- - 価格改定例:
- 東京~新函館北斗(はやぶさ):23,230円から23,560円へ
- 仙台~新函館北斗(はやぶさ):17,750円から18,080円へ
また、グランクラスの料金も改定されます。特に注目されるのは、2025年4月1日以降に発表される新価格です。
- - 対象列車:東北・北海道新幹線(はやぶさ号、北陸新幹線かがやき号)
- - 主な区間の価格例:
- 東京~新青森(はやぶさ):28,780円から30,540円へ
- 東京~金沢(かがやき):29,020円から31,640円へ
この改定により、より多くの利用者が快適に移動できる環境が整備されることを目指します。
2. 訪日外国人旅行者向け鉄道パスの見直し
JR北海道の運賃改定に伴い、訪日外国人向けの鉄道パスも価格の見直しを行います。新しいパスは、2025年4月1日以降の発売から適用されます。
- - JR East-South Hokkaido Rail Pass:
- 2025年3月31日以前の価格:35,000円(こども17,500円)
- 2025年4月1日以降の価格:35,370円(こども17,680円)
- - JR Tohoku-South Hokkaido Rail Pass:
- 2025年3月31日以前の価格:30,000円(こども15,000円)
- 2025年4月1日以降の価格:30,640円(こども15,320円)
これにより、外国人観光客にとっての利便性が向上し、旅行がしやすくなることが期待されます。詳細については、公式ホームページにアクセスして確認できます。
まとめ
JR東日本の新サービスや価格改定は、特に旅行者や通勤者にとって、非常に有益な改良となります。ダイヤ改正後の新しい交通環境の中で、快適な旅を楽しめることでしょう。今後の変更に注目しつつ、JR東日本の提供するサービスをぜひ活用してみてください。