ユニファーストが目指す2035年のビジョン
ユニファースト株式会社(本社:東京都墨田区)は、中小企業庁が推進する「100億円宣言」において、正式に「100億円宣言企業」に認定されました。この認定は、自社の成長戦略を掲げ、持続可能な成長をめざす中小企業の重要な取り組みの一つです。ユニファーストは、2010年に売上高13億円からスタートし、2025年には約50億円に到達する計画を策定。2035年には売上高100億円を目指すという長期的なビジョンを掲げています。
目指す成長率と新たなオフィス環境
ユニファーストはこれまでの15年間で約280%の売上成長を達成しました。この実績を背景に、更なる成長を促進するために、2025年9月に新たなオフィスを東京都墨田区両国に移転しました。新しい職場環境は社員同士の交流を促進し、業務の効率化にも寄与することを目指しています。
100億円宣言の背景
「100億円宣言」とは、中小企業が売上高100億円という明確な目標を掲げ、その達成に向けた具体的な施策を整えることを目的としています。この取り組みは経済産業省及び中小企業基盤整備機構によって運営されており、ユニファーストも同宣言を通じて、企業の持続可能な成長を目指します。
ユニファーストの5つの成長戦略
ユニファーストは、「アイデアの力で“つくりたい”をカタチに」という経営理念を掲げ、以下の5つの成長戦略に取り組んでいきます:
1.
マーケティング・営業力の強化: 新規顧客の開拓と既存取引先との関係深化を図ります。
2.
能力開発・人材育成の強化: マネジメント層の育成や社内外研修を充実させ、人材のスキル向上を目指します。
3.
生産ネットワークの拡張: ASEAN地域を中心に、工場ネットワークを拡充し、生産体制を最適化します。
4.
新規事業領域の拡大: OEM事業に加え、自社ブランド商品の開発を強化し、付加価値の創出に努めます。
5.
M&A・業務提携の推進: 技術や販路を持つ企業との提携や買収を通じて、さらなる成長を目指します。
これらの施策は、3〜5年を見据えた中期計画として明確に連動させ、持続的な成長を実現します。2035年の売上高100億円達成に向けて、企業の競争力を高め、より信頼され選ばれる企業となることが目標です。
代表取締役社長 橋本敦のコメント
代表取締役社長の橋本敦氏は、「私たちが100億円宣言企業に認定されたことは、ユニファーストにとって大きな節目で、全社員が同じ目標に向かう新たな挑戦の始まりです。私たちの使命は“つくりたい”をカタチにすることであり、2035年のビジョン達成に向けて、顧客やパートナーと共に歩んで行きたいと考えています」とコメントしています。
ユニファースト株式会社は、1981年に設立され、一貫して「新しい価値を持つ商品を創出し、世界中の人々に喜びと満足を提供する」という理念の下で、特にバッグやぬいぐるみなどの分野で業界の先駆者として活動しています。また、近年ではSDGsへの取り組みを強化し、環境にも配慮した商品開発を進めています。
今後のユニファーストの成長に期待が高まる中、これらの施策がどのように具体化されていくのか、目が離せません。