新たな遮熱技術が環境省に認められる
株式会社三栄コーポレーションの子会社、株式会社サムコが輸入販売する高性能遮熱シート「キープサーモウォール」が、環境省の「環境技術実証事業(ETV)」において、その効果が実証されました。この遮熱シートは、建物の屋根や壁に設置することで、外部からの輻射熱を反射し、内部の温度上昇を防ぐ働きを持っています。
環境技術としての評価
環境技術実証事業とは、すでに実用化されている先進的な環境関連技術の効果を、ISO14034に基づいて第三者が検証するものです。この取り組みは、環境関連技術の普及とそれに関連する産業の発展を目指しています。サムコの「キープサーモウォール」は、冷房負荷を軽減し消費電力の削減に寄与することが認められたことで、その信頼性と効果が保障されました。
多様な導入事例
現在、多くの業界において、この遮熱シートが使用されています。物流センターや工場、さらには東京都内の一部公立学校の体育館にも導入されており、猛暑対策や熱中症対策として評価されています。このように、さまざまな施設での導入が進む中で、さらなる拡販を目指すと言います。
企業の理念と今後の展望
三栄コーポレーションは「健康と環境」「くらしに、良いものを。」を企業理念として掲げています。同社は、生活シーンに密着した商品を展開し、消費者のくらしを豊かにする社会や環境づくりに貢献することに力を入れています。特に、遮熱シートの普及を通じて、環境保全とエネルギーの節約を目指していく姿勢が示されています。
まとめ
環境省に認められた高性能遮熱シートは、今後の環境対策の一翼を担う存在として、ますます注目されています。冷房費用の削減という実用的なメリットに加え、持続可能な社会を実現するための重要な技術として、その存在意義は高まり続けているのではないでしょうか。サムコは、今後もこの技術を活かした商品展開を進め、より多くの消費者に対して環境に優しい選択肢を提供していく看板企業として期待されます。