株式会社Nayutamが革新的なAIエージェント識別技術を発表

株式会社Nayutamが生体データに基づくAIエージェント識別技術を発表

2024年8月20日、新たに設立された株式会社Nayutamが、AIエージェントの知能共有の革新を目指すI.A.I gene code（International AI Genome Code）を発表しました。この技術は、手のひらの生体データを基に、信頼できるパーソナルAIエージェントと情報をシームレスに連携させることを可能にします。

新技術の背景

AIの普及が進む中、エージェント同士の知能共有にはさまざまな課題が存在します。どの情報を、誰と、どれくらい共有するのか、果たしてその相手を信頼して良いのかといった問題です。Nayutamは、これらの問題を解決するためにI.A.I gene codeを開発しました。この識別子は、AIエージェント間での信頼度を可視化し、データの利用権を明確にする役割を果たします。

製品の特長

この新技術には以下のような特徴があります：

- 生体認証技術の活用: 手のひらの生体データを用い、実在の人物であることを証明する。
- 言語・国境を超えた適用: 世界中で利用できるユニバーサルなアプローチ。
- 多様な伝達手段: 手のひら、手首、手の甲から選べる。
- 新たな規制対応: Reg Techとして様々な規制に対応可能。

これに加えて、AIエージェントの特性を生かすため、DNAと同様の配列構造が用いられているため、知能共有の系譜を識別子に記録し、可視化することができ、エージェント間の信頼性がさらに高まります。

事業戦略と展望

現在、各業界でAIが利用される中、Nayutamの製品はフィンテック、自治体、ゲーム、メタバースなど多くの市場、業界での展開が見込まれています。特に、Web3.0の企業と連携し、AIエージェントにトークン報酬を提供するナレッジマーケットの開設が計画されています。これにより、AIエージェント間の知能共有を促進し、長期的な信頼性の向上を目指しています。

この技術の発表に際し、Nayutamは9月18日（水）に豊洲で開催されるスタートアップソリューション紹介イベントにも登壇予定です。ここで業界関係者とのネットワーク構築を行い、今後のビジネス拡大に向けた信頼性のある基盤を築く予定です。

海外展開の計画

Nayutamは、国内の拠点に加え、アブダビにも拠点を設ける計画を発表しています。UAEはAIやWeb3.0のリーダーとしての地位を確立しつつあり、Nayutamはこの地を拠点として、さらなるグローバルな営業展開を目指すとのことです。日本及びUAEの拠点を活かし、ヨーロッパやMENA、南アジア、さらには米国及び東アジア市場への進出を図っています。