新しいパートナーシップで広がる可能性
2023年に入り、POLAR SHORTCUTとサツドラホールディングスは、北海道におけるスタートアップ企業支援のためのパートナーシップを締結しました。両者の協力により、北海道の起業環境をさらに活性化し、地域の経済発展を後押しすることを目指しています。
背景と目的
北海道では、近年スタートアップエコシステム構想に基づく様々な取り組みが進められています。2017年から始まったNoMapsや、2019年に発足したSTARTUP CITY SAPPOROなどのイニシアティブがその一例です。これらのプロジェクトの進展に伴い、起業を目指す人々の熱意も高まっている一方で、実際に事業をスタートさせるための支援や資金提供が不足しているという現状があります。
今回の提携により、スタートアップが必要とする多角的な支援体制が整い、地域から新たな企業を生み出す基盤が構築されることが期待されています。
提供される支援とサービス
このパートナーシップでは、POLAR SHORTCUTが運営するファンドを通じて資金を提供し、事業へのハンズオン支援を行います。また、東京のスタートアップコミュニティとの接続にも貢献し、スタートアップ企業の成長を後押しします。
さらに、サツドラホールディングスは、同社のインキュベーション施設や実証実験の機会などを提供し、企業の成長を促進します。この連携により、スタートアップが直面する課題をワンストップで解決できる体制が実現します。
初期支援プランについて
提携に基づく支援の第一弾として、POLAR SHORTCUT 1号ファンドが投資先としているスタートアップ企業には、サツドラホールディングスが運営するインキュベーションスペースである「EZOHUB SAPPORO」を特別条件で利用する機会が提供されます。この特別プランは、月額15,000円(税抜)で、各種オフィスファシリティを利用できるなど、起業家にとって非常に魅力的です。
具体的には、以下のサービスが提供されます:
- - 本社登記
- - 郵送物受取
- - 複合機などのオフィスファシリティの利用
- - イベントスペースの利用や運営サポート
EZOHUB SAPPOROの概要
EZOHUB SAPPOROは、サツドラホールディングスが地域の企業や個人に向けて提供するコワーキングスペースです。広々としたオフィス環境に加え、ブックラウンジやイベントスペースが揃っており、地域のビジネスコミュニティの活性化を図る場として機能しています。所在地は北海道札幌市東区で、アクセスも良好です。
最後に
POLAR SHORTCUTとサツドラホールディングスの提携により、北海道のスタートアップ企業は新しい支援の形を得ることになります。これからの活動に期待が高まり、地域経済の発展につながることを願います。スタートアップの新たな挑戦を応援する動きは、今後ますます加速することでしょう。