ウミゴミラと海ごみ
2019-10-29 10:01:14

香川県の海ごみキャラクター「ウミゴミラ」が海ごみ対策に挑む!

海ごみキャラクター「ウミゴミラ」が生まれた背景


香川県で、海のごみ問題に対処するために生まれたキャラクター「ウミゴミラ」。このキャラクターは、平成26年度に誕生し、地元の人々に愛されている海獣です。ウミゴミラは、瀬戸内海の海底で生活し、海ごみを食べることで、環境を守る役割を担っています。人間のために海ごみを食べてくれるという噂も広まり、皆に親しまれています。

アクティビティと海ごみワークショップ


ウミゴミラの取り組みは、子どもたちに海ごみ問題を身近に感じてもらうために様々なアクティビティが行われています。2023年8月21日、サンポート高松シンボルタワーで「海ごみワークショップ」が開催され、小学生たちが実際に収集した海ごみを使って、全長2メートルのウミゴミラを作成しました。この大迫力のウミゴミラは、現在、香川県環境保健研究センターに展示されています。

また、参加した子どもたちは、マイクロプラスチックを利用した万華鏡の製作を通じて、海ごみの影響を学び、楽しみながら環境問題について考える機会を得ました。

教育的な取り組み


さらに、10月2日には、高松市の城東保育園で「海ごみ出張教室」が行われました。ここでは、ウミゴミラの公式ソングを歌いながら、子どもたちが海ごみについて学びました。歌とダンスを通じて、彼らは海ごみ問題に対する理解を深め、大人も巻き込む活動を推進しています。これにより、参加者の意識が高まり、実際に行動するきっかけにもなっています。

県民による海ごみクリーン作戦


香川県では、毎年10月末から2週間にわたり、県内一斉海ごみクリーン作戦「さぬ☆キラ」を実施しています。これは、生活ごみに起因する海ごみの減少を目指す取り組みで、例年多くの県民が参加しています。平成30年度には6万人以上の参加者が98トンのごみを回収しました。

海ごみリーダーの拡充


海ごみの減少に向けた活動において、香川県は「海ごみリーダー」を募集中です。地域の清掃活動を企画・運営するためのスキルを持ったリーダーの育成を目的とした講座も開催されています。2023年度も、直島を会場に講座やモニタリング調査が行われ、多くの人々が参加することが期待されています。

活動の広がりと未来への挑戦


ウミゴミラは、幼児から大人まで広く支持され、香川県の海ごみ問題への取り組みを支えています。小さな県でも全体で取り組むことができるという実績を持っており、全国への波及効果も期待されています。今後も新しい方法でプロモーションを行い、海ごみ対策を広める活動を続けていく意向です。

このように香川県は、ウミゴミラを通じた海ごみに関する教育と地域社会の参加を促しながら、持続可能な未来を目指して社会全体で取り組んでいるのです。

会社情報

会社名
香川県環境森林部環境管理課里海グループ
住所
香川県高松市番町4丁目1番10号
電話番号
087-832-3220

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