Crypto PayのOSS公開
2022-09-22 16:32:38

仮想通貨アプリ「Crypto Pay」のOSS公開でBC普及に貢献

株式会社ミクロスソフトウエアが仮想通貨決済アプリをOSSで公開



神奈川県川崎市に本社を構える株式会社ミクロスソフトウエアが、独自の仮想通貨を使用した決済アプリ「Crypto Pay」のソースコードを、オープンソース(OSS)として無料で公開しました。この取り組みは、ブロックチェーン(BC)技術を社会基盤として広めることを目的としており、特に技術者に対してはBCアプリを学ぶ機会を、一般のユーザーには仮想通貨の実践的な体験を提供することを目指しています。

OSS公開の背景と意義



「Crypto Pay」は、日常的な決済を仮想通貨で行うためのアプリであり、そのソースコードをOSSとして公開することで、技術者がBCの基本技術に関する理解を深めることができるように設計されています。特に「Crypto Pay」は、著名なBCプラットフォームである「Hyperledger Fabric」(HLF)を使用しており、これは許可された参加者だけが取引できる「パーミッションドBC」として、エンタープライズ向けの活用が期待されています。HLFはGitHub上でのスター数も非常に多く、多くの技術者にとって注目の技術となっています。このアプリを通じて、エンジニアはBCアプリ全体の構造や実装について深く理解することができ、自らのプロジェクトに応用することが可能です。

エンジニア向けの機能と利点



「Crypto Pay」では、単に仮想通貨の取引を行うための機能だけでなく、UIデザインを含む完成したアプリとして提供されます。これは、エンジニアが実際にソースコードを改変しながらBCの動作を理解できるようにするためです。特にミクロスはBC関連の技術に対する関心を集めており、開発者に直接触れられる機会を提供することで、今後の技術発展に寄与することを目指しています。

一般ユーザーへのアプローチ



一方、一般の利用者には「Crypto Pay」を通じてBC技術を感じてもらう機会を提供しています。このアプリを使うことで、身近な決済手段として仮想通貨を体験することができ、コミュニティ内での商品取引や個人間取引を行うことが可能です。こうした体験を通して、BCがもたらす利便性やインフラとしての可能性に対する理解を深めてもらうことが目的です。

また、BCを利用するにはスマホとPCだけあれば独自のブロックチェーンを設定し、アプリを運用できるという点も大きな魅力です。これなら、企業や開発グループが容易に仮想通貨決済の導入を検討することができ、より広範な普及が期待されます。

開発者と一般用户の連携による未来展望



精力的に行われるこのOSS公開は、技術者と一般企業の双方が共に利用できるプラットフォームを生み出すことになるでしょう。それにより、BC技術が一般に普及し、将来的にはさまざまな分野で仮想通貨が活用されるようになることが見込まれます。

最後に、OSSを閲覧したい方は専用のサイトから申し込みを行うことが必要です。連絡先のメールアドレスとGitHubアカウントを用意し、ぜひ参加を検討してみてはいかがでしょうか。

OSS閲覧申し込み用サイトはこちら

会社情報

会社名
株式会社ミクロスソフトウエア
住所
神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1KSP西棟6階
電話番号
044-813-7211

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