調査背景と目的
少子高齢化が進行している現代、日本社会において未婚率の上昇は重要な社会課題となっています。この状況を受け、政府は「異次元の少子化対策」を打ち出すなど、対応を迫られています。それと同時に、結婚に対する考え方が子世代と親世代で異なることも多いです。しかし、未婚の子どもを持つ親がどのようにこの問題を捉えているかについて、具体的な声を集める機会はあまりありませんでした。そこで、株式会社ブライズシーは30歳以上の未婚の子どもを持つ50歳以上の親を対象に、実態調査を実施しました。この調査の目的は、親たちの結婚に対する感情や価値観を明らかにすることにあります。
調査結果の概要
調査の結果、次のような傾向が見えてきました。
1.
約半数が結婚を気にしている
30歳以上の未婚の子どもを持つ親の約50%が、子どもが結婚していないことに気をかけています。具体的には「少し気にしている」という回答が26.4%、あまり気にしていないという回答が23.9%、それに「気にしている」との回答が14.6%でした。これらを合計すると、実に約50%の親が子どもの未婚状態に気を留めていることがわかります。
2.
結婚を望む声が多数
調査に参加した親の約9割が子どもには結婚してほしいと考えており、年齢に特にこだわらない意向も示しています。「特にこだわらない」という回答が43.6%で最も多く、次いで「31〜35歳」という声が23.3%、さらに「26〜30歳」が14.6%でした。この結果からも、結婚に対する親たちの強い期待が見て取れます。
3.
結婚していない理由
親たちが子どもが結婚していない理由を考えると、最も多かったのは「良いと思える相手と出会えていない」(49.4%)でした。次いで「結婚への関心・願望が低い」という意見が37.9%、また「趣味や自分のための時間を大切にしたい」との回答が23.3%を占めました。
4.
仕事と結婚の関係
調査結果によると、親たちの過半数以上が「結婚するタイミングに仕事は関係ない」と考えています。具体的には53.6%の親がこの意見を持ち、仕事の状況に左右されない考え方が主流であることが明らかになりました。
5.
子どもの将来設計の把握状況
子どもの将来設計について、約70%の親が「あまり把握できていない」と回答しました。そのため、子どもがどのように考えているのか、結婚やキャリアについて理解が不足しているという現状が浮き彫りになりました。
6.
サポートの意欲
親たちの約4割弱が、子どもの結婚に向けて何らかの支援をしたいと考えていることも調査で明らかになりました。「基本的には本人に任せ、見守りたい」という意見が多く聞かれましたが、内心ではサポートを希望している親も多いようです。
まとめ
この調査結果から、30歳以上の未婚の子どもを持つ50歳以上の親たちが抱える心情や期待が明らかになりました。結婚は個々の価値観に影響される事柄ですが、親として子どもに幸せな未来を望む気持ちは強いことが確認されました。これを受けて、株式会社ブライズシーでは、親向けの婚活セミナーや講演会を開催しており、現代の結婚観やサポート方法についての情報提供を行っています。これらの活動を通じて、親たちの気持ちや意見を受け止め、支援の輪を広げていくことが期待されます。詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
会社情報
株式会社ブライズシー
所在地:新潟県新潟市中央区天神1-1 プラーカ3
代表取締役:大海原 裕樹
事業内容:「新潟結婚活動 親の会」の運営、各種イベント、講演事業
URL:
https://bridesc.jp/