青森県のりんご生産者を支える新たな取り組みはじまる
コープデリ生活協同組合連合会が青森県のJAつがる弘前と手を組み、持続可能なりんごの生産をサポートする取り組みを発表しました。このプロジェクトは、2025年度から始まりますが、その準備はすでに進められています。
プロジェクトの概要
「つがる弘前 りんご生産者サポート」と名付けられたこの企画は、青森りんごの植栽から150年を迎える2025年と国際協同組合年という特別な年を記念して実施されます。コープデリはJAつがる弘前と連携し、りんご苗木の植樹からその管理や育成までを支援します。会員登録を行った利用者は、年会費を支払うことで青森県産のりんごを定期的に受け取ることができる仕組みになっています。
会員特典とイベント
第1弾のりんごは、会員になることで9月に「葉とらずつがる」、10月に「トキ」、11月から12月には「葉とらずふじ」を各3kg箱で届く仕組みがあります。さらに、会員には産地の情報を発信したり、生産者との交流や学習会を企画する予定です。これにより、会員は青森県のりんご生産について深く理解できるようになります。
農業の厳しい現状
しかし、このような温かい取り組みには背景があり、青森のりんご生産は高齢化や後継者不足、また地球温暖化の影響に直面しています。これらの問題を解決し、今後も安定して高品質なりんごを生産し続けるために、地域の課題に対応したサポートが求められているのです。
植樹セレモニーの実施
このプロジェクトの開始を祝うために、2025年5月14日には青森県弘前市で植樹セレモニーが行われました。JAつがる弘前の田内正博代表理事やコープデリ連合会の大川昌彦専務理事を始め、参加者たちが集まり、青森のりんごの未来に思いを馳せる場となりました。
参加者の声
JAつがる弘前の田内理事長は、このプロジェクトによりりんごの魅力や生産地について多くの人に知ってもらうことが重要であると強調しました。また、コープデリの大川理事は、150年の歴史を持つりんご生産者の努力と情熱に思いを寄せ、共に持続可能な農業を育むネットワークを築いていくことを誓いました。
未来の展望
コープデリ連合会は、青森の生産者を支援することで日本の農業が持続可能な形で生き残れるよう取り組みを続けていく意向を示しています。地域とのつながりを大切にしながら、まずは青森のりんごのように、豊かで甘い未来を実現するための道を進んでいくことでしょう。青森のりんご生産者への新たな支援プロジェクトに、ぜひご注目ください。