九州DTS、長崎に新たな開発センターを開設
2025年4月に長崎市に開設される予定の長崎開発センター。株式会社九州DTSが今回、長崎県と立地協定を締結したことが話題となっています。この協定締結は、長崎県庁で行われ、長崎市の鈴木市長や地元の大石知事、九州DTSの野田社長が出席しました。
知事と市長の期待
長崎県知事の大石賢吾氏は、この協定を通じて新たな雇用の創出が期待でき、学生たちが長崎で活躍する機会が増えることに触れています。また、長崎市長の鈴木史朗氏も、これを「大きなチャンス」とし、地域のIT人材の育成と雇用促進に寄与することを確約しました。
九州DTSのビジョン
九州DTSは、地域密着型のIT企業として地域経済への貢献を重視しています。長崎開発センターでは、主に東京および福岡からの案件を開発し、地元企業や教育機関とも連携しながら優れたIT人材を育成する方針です。
長崎開発センターの概要
- - 所在地: 長崎県長崎市御船蔵町2番3号 長崎駅前電気ビル4階
- - 事業開始日: 2025年4月1日
- - 採用予定人数: 5年間で約42名
長崎開発センターでは、ニアショア開発に特化し、地域経済の活性化に貢献することを目指します。
地域経済への貢献
九州DTSが長崎に拠点を設けることは、地場の案件に関与できる良い機会であり、その結果、地域経済の発展にも寄与できると考えられています。得意とするニアショア開発を用いて、地方で首都圏の案件を効率的に進める仕組みを確立することで、地域特有の魅力と企業競争力を高めていく予定です。
人材育成と教育機関との連携
長崎大学や長崎県立大学と幾つものプロジェクトや人材育成に向けた連携を進め、地元学生が地元企業で働く機会を増やすことも重要な狙いです。若手人材の確保と育成は、長崎の成長戦略において欠かせない要素であり、長崎市と県が一丸となって支援する意欲がうかがえます。
今後の展望
野田社長は、今回の開発センター設立を通じて、地域経済への貢献を強く意識し、「オール長崎」の一員として成長していく旨を表明しています。長崎がIT・デジタル分野で新たなイノベーションの源となることが期待されており、地域の企業や人材との連携を深めながら、持続可能な発展を遂げていくことでしょう。