デジタル決済プラットフォーム「KOMOJU」の新たな展開
デジタル決済プラットフォーム「KOMOJU」を運営している株式会社DEGICA(東京都武蔵野市)は、2024年7月23日からクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」との決済連携を開始すると発表しました。この提携により、ECサイトを展開している事業者は越境EC対応を強化することが可能になります。
現在、中華圏で広く普及しているWeChat PayおよびAlipayを通じて、KOMOJUを利用している事業者は自社のECサイトに簡単にこれらの決済手段を導入できるようになります。この動きは、特に近年のECの海外展開に対するニーズの高まりに応えるものです。2023年度の日本企業の海外事業展開に関する調査によれば、ECを活用する企業のうち過半数以上が越境ECに取り組んでいることがわかっています。
増大する越境ECのニーズ
今年のJETROによる調査結果では、53.6%の企業がECを通じた海外向け販売を検討していることが示されています。その中でも最も多く選ばれたのは越境ECで、特に中小企業においてはこの手法が有効であることが明らかになっています。これに対し、「ebisumart」を利用することで、事業者は普段のショッピングで慣れ親しんでいる決済手段を活用し、顧客の購入意欲を損なうことなく、販売を拡大することが可能です。
KOMOJUの魅力
KOMOJUは、ECサイト運営者に複数の決済手段を一括で導入できる便利なサービスを提供しています。クレジットカード、コンビニ決済、電子マネー、後払い決済など、多様な支払い方法に対応しています。また、ShopifyやWixなどとも連携しており、APIを通じて直接導入することも可能です。さらに初期費用や月額費用が無料である点や、週次・月次の入金サイクルから選択できる柔軟性が支持されています。
顧客満足度向上へ
KOMOJUが選ばれる理由の一つとして、導入後のサポート体制が挙げられます。日本語と英語の両方に対応したカスタマーサクセスチームがあり、安心して利用できる環境を整えています。これにより、事業者は決済導入に対する不安を軽減し、ビジネスに集中することができます。
まとめ
今回の「KOMOJU」と「ebisumart」の連携は、越境ECのさらなる拡大を見据えた重要なステップです。特に中華圏市場へのアプローチを強化することで、新たな顧客獲得や売上拡大が期待されています。今後も、このような取り組みを通じて多くの事業者が国際市場での成功を収めることが期待されます。