災害協定を締結したコインランドリー「ブルースカイランドリー」伊勢へ

災害時に役立つコインランドリーの新しい取り組み

2024年12月4日、三重県伊勢市において、コインランドリー「ブルースカイランドリー」を展開する株式会社ジーアイビーが新たに伊勢市と「災害時における資機材の提供に関する協定」を結びました。この締結式には、伊勢市市長の鈴木健一氏を含む関係者が出席し、災害時の支援体制の強化を誓いました。

災害対応型ランドリーとは

ジーアイビーは、全国に308店舗を展開し、そのうち194店舗を災害対応型ランドリーとして位置づけています。これにより、日常的には便利なランドリーサービスを提供しつつ、災害時には重要な避難所機能を果たすことができるのです。

災害時には、地震や台風などの自然災害が発生することがあります。その際、ジーアイビーは簡易発電機や炊き出しに必要な器材を提供し、被災者の生活支援に貢献します。この取り組みは、地域に根ざした社会貢献の一環として重要視されています。

地域防災への取り組み

ジーアイビーは自助・共助・公助の観点から、防災意識を高める活動に取り組んでいます。具体的な協定内容として、災害時の資機材提供だけでなく、地域住民との連携も図り、地域全体で防災に取り組む体制を築いていくことを目指しています。

伊勢市では、この協定を通じてコミュニティの絆を深め、災害発生時における地域住民の安心を確保するために力を入れていく方針です。吉備のような地域は、災害時にはパートナーとなる企業の力が必要とされる場面が多々あります。

具体的な設備と機能

災害対応型ランドリーに備わる設備には、以下の特徴があります。

1. エネルギー供給設備：LPガスを利用し、長期間の災害時に安定した電力供給を行うための設備です。これにより、乾燥機に使用されるエネルギーを他の用途にも流用できます。
2. ポータブル発電機：LPガスを燃料とし、携帯電話の充電など、必要に応じた電力供給が可能になります。
3. 炊き出し設備：大釜やガスコンロを備え、被災者に食事を提供するための装備が整えられています。

これらの設備により、災害が発生した際は、迅速に避難所として機能できる体制が整えられています。

企業の多様なサービス

ジーアイビーは、災害対応型ランドリーの展開以外でも、次のような取り組みがあります。マーケティング自動化ツール「GIboT」や、コスト削減を可能にする「GIブレーカー」の提供、さらにはリラクゼーションサロン「5nowa.」など、多岐にわたる分野で社会貢献を目指しています。

これらの事業によって、企業や個人のニーズに応えることを通じ、地域社会の発展にも寄与していく考えです。