置賜建設株式会社(本社:山形県米沢市)は、2025年4月25日に株式会社ワーク・ライフバランスとの共同による重要なイベントを実施しました。この日、同社は「男性育休100%宣言」「勤務間インターバル宣言」「女性の再就職応援宣言」の三つの重要な賛同宣言を行い、関係者が一堂に会する署名式を執り行いました。
三つの宣言の意義
今回の三つの宣言の中で、「男性育休100%宣言」は、男性が育児休業を取得する環境を整え、その取得率を100%にすることを目指します。この取り組みは、2019年に始まり、すでに205社が賛同している意義深いもので、家庭内における男女平等を推進します。
「勤務間インターバル宣言」は、勤務終了から次の日の勤務開始までに11時間の間隔を設けることを目指します。この制度は、働き過ぎを防ぎ、労働者の健康を保つ重要な役割を果たします。2022年には59社がこの宣言に賛同したこともあり、業界全体に広がることが期待されています。
最後の「女性の再就職応援宣言」は、育児や介護などの理由で仕事を離れた女性が再び職場に戻ることを支援するものです。2023年からの取り組みで、すでに21社が賛同し、社会全体の支援の輪が広がっています。
研修会での取り組み
署名式の後には、経営戦略としてのワーク・ライフバランスに関する研修が行われ、役員や管理職、一般社員が参加しました。この研修は、社員全員がワーク・ライフバランスの重要性を理解し、実行するためのきっかけとなることを目的としています。特に、株式会社ワーク・ライフバランスによるカエル会議を活用し、参加者はグループでのディスカッションを通じて思考を深めました。
置賜建設の背景
置賜建設は地域密着型の建設業者であり、公共工事や民間プロジェクトを手がけるほか、冬季には除雪作業や災害時の支援業務も担っています。労働人口が減少する中、持続可能な企業として成長するために、社員のスキル向上や人材育成に力を入れています。SDGsやi-Constructionの取り組みも行い、健康経営認定を受けるなど、業界での先駆的な役割を果たしています。
コメントと未来への展望
川野敬太郎代表取締役は、この三つの宣言に賛同した意義を強調し、社員一人ひとりが成長する機会を今後も提供し続けると述べました。また、働きやすい職場環境の整備に向けた取り組みを加速させる意向を示しています。
さらに、ワーク・ライフバランスの重要性が高まる中、浜田紗織取締役コンサルタントも、その意義を強調し、企業が持続可能な成長を遂げるためには社員全員が共に取り組む姿勢が不可欠であると述べました。全社的な努力により、置賜建設は地域社会に貢献し続ける企業として期待されています。
今後ものさらなる発展と働き方改革への取り組みの進展に注目していきましょう。