静岡大学が地域の安全を支える研究成果を発表
静岡市に位置する静岡大学の「静岡大学データ駆動型ソリューション研究所」で学ぶ学生たちが、地域社会の防犯に寄与する研究を行い、その成果を藤枝市の市長および警察署長に対して発表するイベントが開催されることが決まりました。日時は2023年2月12日水曜日の午前9時30分から、藤枝市役所西館の特別会議室で行われます。
研究の背景と目的
この研究は、静岡大学と藤枝市が結ぶ包括連携協定に基づいて実施され、本市が提供する人流データや県警察が公開している軽犯罪発生状況、さらには気象データを分析するものです。特に注目されるのは、「犯罪の発生と人流の相関性」というテーマであり、本市民が安全に暮らすための防犯対策として、データ活用による犯罪抑止活動の最適化を目指しています。
具体的な取り組み
研究の進行にあたっては、学生たちが自身で研究テーマを設定する段階から大学と市が密接に連携し、データ分析の効果的な手法を探求してきました。発表された研究成果の中には、犯罪リスクが高まる時間帯や場所の特定が含まれており、これらの情報は地域の防犯啓発活動に直接結びつくものと期待されています。
期待される効果
研究を通じて得られた知見は、地域社会全体の防犯意識の向上や市民の生活の安全性を高めるために大いに活用されるでしょう。市民が安心して暮らせる環境を作るために、学生たちの取り組みが大きな一歩となることが期待されています。
研究発表の開催情報
- - 日付: 2023年2月12日(水)
- - 時間: 午前9時30分~10時
- - 場所: 藤枝市役所西館3階特別会議室(藤枝市岡出山1-11-1)
- - 発表者: 静岡大学 理学部の学生7名(研究所が企画した科目「データサイエンスによる地域課題探究」の履修者)と静岡大学理学部の石原准教授。
静岡大学データ駆動型ソリューション研究所は、日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社と連携し、地域の課題解決に必要なデータ分析技術の習得を行っている場所です。このような取組みにより、地域社会に飛躍的な進化をもたらすことが可能となるでしょう。