新型コロナウイルスの影響により故郷に帰れない人々が増えている中、青森県はその状況を考慮し、「とどけ、おらほの食卓」という感動的なプロジェクトを始めました。この企画は、青森県に住んでいる応募者の中から抽選で選ばれた100名が、県外に住む大切な人に青森県の新鮮な農産物を無償で贈るものです。
「おらほの」は青森の方言で「私たちの」を意味し、このプロジェクトは地域の人々をつなげ、離れていてもお互いに思いを寄せ合う心を表現するものです。2021年1月9日から始まるこの企画では、青森県の旬の農産物が届けられ、離れた場所でも懐かしい味を楽しむことができます。
贈られる食材には、青森産の米「青天の霹靂」や、長芋、にんにく、ごぼう、りんご(サンふじ)など、地元の豊かな食文化を象徴するアイテムが揃っています。さらに、この食材の詰め合わせは、専用のボックスに青森の方言で書かれたメッセージと共に届けられ、青森の文化を感じながら受け取ります。ボックスにはレシピシートやメッセージも含まれていて、手渡す人の愛情がこもっていることが感じられます。
JA全農あおもりの担当者は、「帰省を控える人たちの気持ちを理解し、少しでも故郷の味を感じてもらえるよう企画しました。特に、故郷を思う気持ちが強いこの時期に、食を介してつながる架け橋になれればと思います」と語っています。
この企画は年末年始を迎える際、家族や友人との再会が難しい人々にとって、青森の食の温もりを手に入れる素晴らしいチャンスです。かつての「普通の食卓」を通じて、少しでも心の距離を縮められることを願っています。この取り組みは、青森を愛する多くの人々にとって非常に恩恵のあるものとなりそうです。
また、キャンペーンへの応募は新聞掲載のハガキからも可能で、特設サイトには応募方法や注意事項が記載されています。興味のある方はぜひチェックしてみてください。そして、青森県の農産物がどのように大切な人たちとの絆を深めるか、一緒に体験してみましょう!
キャンペーン特設サイトへのリンクも共有しておきます。
キャンペーン特設サイト:
とどけ、おらほの食卓公式サイト
特設サイトは2020年12月17日から公開中です。