企業年金制度の普及
2025-04-10 10:44:00

佐賀銀行とベター・プレイスが手を組んで企業年金制度の普及を加速

佐賀銀行とベター・プレイスが手を組み、企業年金制度の普及促進へ



株式会社ベター・プレイスと株式会社佐賀銀行が業務提携を結び、企業の人材定着を支援する「はぐくみ企業年金」の普及を図ることを発表しました。この取り組みは、特に佐賀県の企業が直面している人材の定着問題を解決することを目的としています。

業務提携の目的


提携により、佐賀銀行は人材定着に困難を抱える法人顧客に対して「はぐくみ企業年金」の導入を奨励します。この制度は、企業の福利厚生の新たな形として確定給付企業年金を提供し、加入企業にとっては従業員の資産形成をサポートし、同時に従業員に対しても非常に大きな元本保証をもたらします。この仕組みによって、企業はエンゲージメントや定着率の向上を期待しているのです。

中小企業における企業年金制度の現状


日本全体の企業の99.7%を占める中小企業では、従業員の69.7%が働いていますが、退職金制度を整備している企業は依然として少数派です。具体的には、従業員規模30〜99人の企業において、退職年金制度を導入している企業は僅か16%です。このような状況を打破し、より多くの中小企業が「はぐくみ企業年金」の恩恵を享受できるよう、導入の促進が求められています。

「はぐくみ企業年金」の基本理念


現在の日本は高齢化と人口減少に直面し、若年層が企業を辞める理由として経済的な問題が最も多いことが知見から明らかになっています。このような状況の中で、将来の資産形成においても、将来の経済的不安をどうにか解消する必要があるため、企業年金制度は必要不可欠な存在となっています。

「はぐくみ企業年金」は、厚生年金の被保険者である従業員や役員が加入可能で、特に非正規雇用者にも適用されています。企業側も低コストで退職金制度を導入できる一方、従業員にとっても元本保証が提供されるため、安心して将来を考えることが可能となります。特に、育児・介護を控える従業員から高い支持を受けています。

現在、この制度の導入法人は96%が従業員300名以下の中小規模企業で占められており、そのうち約4割は福祉や医療、教育に関連する法人です。

企業年金制度の導入意義


多くの中小企業従業員が収入面で大企業に比べて低い現状の中、企業年金や退職金制度が整備されていないと、これらの従業員は安心して将来を描くことができません。これが「希望格差」を生む要因にもなっており、ベター・プレイスはこの問題の解決に向けてサービスを展開しています。

取り組みとしては、企業年金DXシステム「はぐONE」の提供や「福祉はぐくみ企業年金基金」の設計・サポートがあります。これらは、企業が社員満足度を高め、離職率を低下させる効果も期待できるため、企業側にとってもウィンウィンの関係を築くことが可能です。

今後も、このような取り組みによって多くの中小企業が活力を取り戻し、従業員の生活の質を向上させることが期待されています。人材定着におけるイノベーションは、まさに企業にとっての新たな挑戦と機会です。

おわりに


企業年金を通じた福利厚生の充実は、今後ますます重要視されるでしょう。社会全体の人材不足や経済的困難に立ち向かうためには、ベター・プレイスと佐賀銀行の協力によって新たな価値が創造されることに期待したいところです。皆の期待に応える形で、人材定着と経済的な安定を促す「はぐくみ企業年金」の普及が、一刻も早く進むことを願っています。


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会社情報

会社名
株式会社ベター・プレイス
住所
東京都新宿区市谷本村町1-1住友市ヶ谷ビル15F
電話番号
03-5227-8222

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