能登の発酵文化再生
2025-02-13 10:53:09

能登の発酵文化を未来へ!高澤醸造の再建プロジェクト

能登の発酵文化を未来へ!高澤醸造の再建プロジェクト



昨年、能登半島地震が発生し、石川県羽咋市にある高澤醸造のみそ蔵は大きな被害を受けました。創業から130年以上の歴史を持つこの醸造所は、地域の農家が持ち寄った米と豆を使った伝統的な味噌作りを行っており、能登の大地で培われてきた独特の発酵文化を体現しています。しかし、震災によりその拠点が失われてしまいました。

高澤醸造の歴史とは


高澤醸造は明治時代に創業し、以来地元の食文化を支えてきた存在です。高澤醸造の味噌は、伝統的な製法で作られており、特に「こうじ」を豊富に使用することで知られています。こうじ由来の深いコクと旨味が特徴のこの味噌は、能登の多様な発酵食品の一部として、長年地域に愛され続けています。

被災と再建の決意


地震後、みそ蔵は大規模半壊となり、内部には植物が入り込み、作業が停滞しています。高澤理八社長は「こればっかりは仕方ない」と心境を吐露していますが、再建の見通しが立たない中、能登の発酵文化を守るための取り組みを始めました。

高澤醸造の味噌は、大規模半壊による影響で生産量が減少していますが、幸いにも蔵付きの酵母は無事で、作業所は一部機能しています。そのため、味噌やかぶら寿し、甘酒などの生産は今後も続けられる見込みです。

クラウドファンディングでの支援の呼びかけ


そのような状況の中で立ち上げられたのが「能登のみそ蔵再建プロジェクト」です。クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」を通じて、2025年の1月27日から3月31日までの期間で、目標額5,000,000円を目指しています。集まった資金は、被災した建物の修復に充てられ、能登の発酵文化を未来へ繋ぐ役割を果たします。

プロジェクトは様々な返礼品を用意しており、例えば、2年熟成の能登みそや伝統のかぶら寿し、能登どぶろくなど、地域の味を楽しめる内容となっています。

伝統文化を守る意味


能登半島は古くから多様な発酵食品が作られ、文化として根付いています。例えば、大晦日や新年には家庭で作ったかぶら寿しとどぶろくを楽しむ風習があり、地域の絆を深める重要な役割を果たしています。こうした伝統が震災によって途絶えることがあってはならないという思いが、高澤醸造の再建への情熱となっています。

最後に


石川県羽咋市の高澤醸造は、地域の人々と歴史と共に歩み、能登の発酵文化を支えていく意志を持っています。クラウドファンディングを通して、皆様の温かいご支援が能登の未来に大きな力をもたらすことになるでしょう。みそ蔵の再建に向けて、どうかご協力をお願いいたします。

詳しい情報やプロジェクトへの支援は、こちらのリンクからご覧ください。
能登のみそ蔵再建プロジェクト

  • ---

会社概要


  • - 社名:高澤醸造株式会社
  • - 本社所在地:石川県羽咋市下曽祢町ノの部50
  • - 代表取締役:高澤理八
  • - 事業内容:製造業(食料・飲料・飼料)、小売業(飲料・食料品)
公式HPはこちら


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

会社情報

会社名
高澤醸造株式会社
住所
石川県羽咋市下曽祢町ノの部50
電話番号
0767-26-0261

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。