「オリナス」が10周年
2016-04-20 18:46:05

錦糸町のシンボル「オリナス」が迎える10周年と新たな挑戦

錦糸町のシンボル「オリナス」が迎える10周年と新たな挑戦



東京都墨田区の錦糸町駅前で、広大な錦糸公園を臨む大型複合商業施設「オリナス」が、2023年4月20日で10周年を迎えます。この施設は、アジア最大の商業不動産会社であるキャピタランド・モール・アジアが所有・運営しており、これまで地域の人々に親しまれてきました。

2006年に開業した「オリナス」は、豊かなライフスタイルをコンセプトに掲げ、衣食住遊知という生活の柱を取り入れた多彩な店舗やサービスを提供しています。特に、食に関するフロア「オリチカ」など、地域のニーズに合わせたフロア構成が特徴的で、親しみやすい雰囲気を醸し出しています。

10周年の新たな展望



今年、「オリナス」はキャピタランド・モール・ジャパンによる完全な運営移管が行われる予定です。キャピタランド・モール・アジアは、シンガポール、中国、マレーシア、日本、インドなど、54都市で100を超えるショッピングモールを運営しており、その豊富な経験を活かして錦糸町の「オリナス」にも地域に根ざした新たな取り組みが始まると期待されています。

特に注目すべきは、地域の小売業者や飲食店の海外展開を支援することです。これまでもユニクロや無印良品など、日本の著名ブランドをアジアに進出させるためのサポートを行ってきた実績があります。これに加えて、「オリナス」でのリーシング強化を図り、地域のビジネスの国際化をさらに推進する方針です。

錦糸町への思い



「オリナス」の名前は、“織り成す”という意味合いを持ち、様々な要素が絡み合いながら新しい価値を生み出すことを象徴しています。開業から10年目を迎え、地域に根ざしたヒト・モノ・コトを集め、東京を代表するユニークな商業施設を目指す新たなビジョンが描かれています。また、地域の人々にとって便利で親しみやすい“サードプレイス”としての役割も強化していくとのことです。

歴史と進化



「オリナス」の位置する旧精工舎跡地は、1892年に世界最大級の時計工場として誕生しながら、1997年に閉鎖されました。その後、東京建物により開発が進められ、2006年に現在の形で開業しました。以降、商業施設としての進化を続け、2012年にはキャピタランドが運営に加わることで国際的な交流の拠点ともなりました。

さらに、2014年には食をテーマにしたフロア「オリチカ」をリニューアルし、地域の生活を豊かにするための多様な店舗が集まりました。そして、2015年には日本初のカード不要のポイントプログラム「キャピタスター」を導入し、利便性の向上にも寄与しています。

地域と共に歩む未来



このように「オリナス」は、開業以来10年間にわたって地域の生活スタイルに寄り添いながら進化し続けています。今後も地域の特性に則した多様なプログラムやサービスを通じて、地域とのつながりを深めていくことでしょう。日本のブランドがアジア市場で成功を収めるための拠点としての役割も果たし、さらなる成長を遂げる「オリナス」に今後も注目です。

この10周年を機に、地域と共に明るい未来を築いていく「オリナス」。これからもその進化と挑戦に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
キャピタランド・インターナショナル・ジャパン株式会社
住所
東京都千代田区丸の内二丁目2番3号丸の内仲通りビル 6階
電話番号

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