テクトロニクスが新たに発表したP7725型TriModeプローブ
テクトロニクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:瀬賀幸一)は、2026年11月2日、高速差動信号測定を一段と高精度化する新製品「P7725型TriModeプローブ」を発表しました。この新しいプローブは、25GHzの周波数帯域で動作し、高速I/Oおよびメモリ関連のアプリケーションに対するデバッグやバリデーションの精度を向上させることが期待されています。
TriModeアーキテクチャの利点
P7725型プローブは、エンジニアが高速信号エッジを取り込み、波形の忠実度を保ちながら次世代メモリやインタフェース技術のシグナル・インテグリティの課題に対する洞察を深めるために設計されています。このプローブの最大の特徴は、TriModeアーキテクチャにより、1つのプローブで三種類の測定モード(差動モード、シングルエンドモード、コモンモード)を切り替えられる点です。これにより、多様な測定条件に柔軟に対応することが可能になりました。
幅広いアプリケーションをサポート
新しいP7725型プローブは、従来の20GHzから25GHzへの周波数帯域の拡張により、DDR5、DDR6、LPDDR5、LPDDR5X、LPDDR6、HDMI、DisplayPort、およびMIPI技術をより広範にサポートします。新たに追加されたP77STFLXA24型アクティブはんだ付けチップやP77C292MM型SMAアダプタと共に使用することで、ユーザーは統一したプロービング・プラットフォームを利用し、効率的なHSIOバリデーションおよびデバッグのワークフローを実現できます。
エンジニア向けの機能強化
P7725型プローブが提供する主要な機能強化には、以下の特徴があります:
- - 高速な測定とエッジ捕捉:測定エッジを高速化し、立ち上がり時間を短縮、クリーンなステップ応答を実現。
- - 波形忠実度の向上:リンギングやオーバーシュートを低減し、波形の忠実性を保つ。
- - ジッタ低減とタイミング・マージンの可視化:アイダイアグラム性能を向上させ、データの整合性を維持。
- - 信号整合性の最適化:高インピーダンスプロービングによって、負荷を最小限に抑えながら測定を行える。
新たな接続ソリューションの提供
また、付属のP77STFLXA24型アクティブはんだ付け用チップは、ダイレクト・アクセス測定を24GHzまで拡張し、DDRおよびLPDDRアプリケーションにおいて高精度な測定を提供します。さらに、P77C292MM型SMAアダプタを使用すれば、同軸コネクタ接続により25GHzまでのアクセスが可能になり、エンジニアは同じTriModeプローブ・ポートフォリオを他のHSIOワークフローにも利用できる利点があります。
テクトロニクスの取り組み
テクトロニクスが提供するこの新型プローブは、低ノイズの7シリーズDPOオシロスコープやオプションのシグナル・インテグリティ・モデリング(SIMおよびSIMA)、拡張ジッタ解析(DJA)ソフトウェアとの組み合わせも可能です。これにより、エンジニアは信号の忠実度を保ちつつ、測定への影響を最小限に抑え、デザインのマージンを詳細に分析できるようになります。
テクトロニクスは、計測機器での優れた性能と使いやすさを追求し、技術革新を支える製品作りに邁進しています。新型P7725型プローブは、高速設計を行うエンジニアにとって、信号測定の新たな可能性を広げるものとなるでしょう。
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