大阪発、AIを活用した新しい自動架電サービス「MicoVoice」が導入開始
Micoworks株式会社は、AIプラットフォームMicoAIを基にした自動架電サービス「MicoVoice」の本格提供をスタートしました。特に製造業向けの人材エージェントであるフジアルテ株式会社がこのサービスを導入し、実際の運用を始めています。
MicoVoiceの特長と機能
「MicoVoice」は、人手が不足しがちな架電業務を効率化することを目指したAI自動架電サービスです。顧客獲得や人的リソースの削減といった目的を持つ同サービスは、特に日本語のイントネーションやスピードにもこだわり、リアルな音声体験を提供します。これにより、人間が話しているかのような自然な会話を再現し、効果的な架電業務を実現しています。
このサービスの主な機能には、次のようなものがあります。
1.
簡単なリスト管理: 顧客対象者の情報をCSV形式で簡単に管理・アップロード可能。
2.
予約設定機能: 架電のタイミングを事前に設定し、進捗状況をリアルタイムで確認。
3.
カスタマイズ自由: コールフローが柔軟にカスタマイズでき、様々な使用シーンに応じたアプローチが可能。
4.
SMS連携: SMSと組み合わせた多様なアプローチが実現。
その上、操作が直感的であるため、誰でも簡単にコールフローを作成しやすい点も魅力です。顧客の反応に応じて分岐フローを設けることで、個々のニーズに応じた体験の提供が可能です。
フジアルテ社の導入による効果
フジアルテ株式会社は製造業に特化した人材サービスを提供し、特にブラジル人材の採用に強みを持っています。従来の架電業務は外部コールセンターに委託していましたが、課題として耳にしたのは工数とクオリティの限界でした。そこで、社内の採用企画部を新設し、自社での架電業務強化に乗り出しましたが、やはり人的リソースが不足していたのです。
この背景を踏まえ、「MicoVoice」を導入することにより、求職者への架電機会を大幅に増加させることができました。同サービスを導入した結果、月間の架電数が従来の12.5倍に増え、応募者数も増加しました。さらに、募集にかかる単価が約10分の1にまで引き下げられ、コスト面での効率化にも成功したとのことです。
フジアルテ株式会社の採用企画部・マーケティングチーム中山氏は、MicoVoiceによる接続率が21%と高く、通電時の応答率も27%に達したことから、AI自動架電の効果を実感していると述べています。
まとめ
「MicoVoice」は、AIを利用した自動架電サービスとして、特に製造業などの人材採用における架電業務の効率化に寄与しています。今後も、さまざまな業種への展開が期待され、AI技術がどのようにビジネスシーンを変革するか、今後の動向から目が離せません。
MicoVoiceの詳細や音声デモは、公式サイトで確認可能です。興味のある方は、以下のリンクからご覧ください。