2024年飲食店予約状況を分析、インバウンド需要が急増中

エビソル、2024年飲食店予約の趨勢を発表

株式会社エビソルは、飲食店向け予約管理システム「ebica」のデータを基にした「飲食店予約レポート2025」を公開しました。このレポートは、2024年における飲食業界の消費者動向を網羅しており、飲食店への来店数や予約状況について詳しく分析しています。

1. 全体の来店数は前年比105%に増加

2024年の飲食店の来店数は2023年と比べて5%上昇しました。特にネット予約が113%の伸びを見せており、電話予約は93%に減少していることが、消費者の予約スタイルの変化を表しています。この変化は、飲食店がより効率的に運営できることを示唆しています。

2. 客単価は109%に上昇

物価の高騰が影響して、飲食店全体の客単価は前年比109%に上昇。しかし、特に予約経由の客単価は114%と高い伸びを示しており、消費者が高価格帯のメニューを選ぶ傾向があることがわかります。

3. インバウンド需要の増加

訪日外国人による予約は118%増加し、「Googleで予約」による利用は136%と、過去最高を記録しました。このデータは、2024年に訪日外国人数が約3,687万人、旅行消費額が約8兆1,395億円に達し、インバウンド需要が急成長している証拠です。

4. 平均来店人数の推移

2024年10月の平均来店人数は4.1人であり、2019年の4.8人からは減少しているものの、2023年の4.0人と比べると微増しています。これは、コロナ後の少人数グループの宴席が増えている影響と考えられます。

結論：2025年に向けたインバウンドシフト

レポートによると、2025年は飲食店の「インバウンドシフト」が本格化する年になると予測されています。インバウンド需要の増加を取り込むことが今後の飲食店経営において不可欠であり、消費者の予約方法がネット予約へと移行する中、ダイレクト予約の活用も重要です。

エビソルの取り組み

エビソルは、飲食店の予約管理を効率化し、業界全体の成長を推進しています。予約システム「ebica」は、店舗のニーズに応じた柔軟な予約管理を提供し、AIを活用したサービス等で飲食店の経営をサポートしています。

今後も、多様化する消費者のニーズに応えるべく、エビソルは飲食業界のさらなる発展に向けて貢献していくことでしょう。