焼酎人気は水割り!飲用者は4割強、世代間で好みが分かれる飲み方とは?
マイボイスコム株式会社が実施した「焼酎の飲用」に関する調査によると、焼酎の飲用者は4割強と、過去調査と比べて減少傾向にあることがわかりました。
週1~2日以上焼酎を飲む人は約16%で、男性の高年代層で割合が高くなっています。
世代間で異なる焼酎の飲み方
焼酎飲用者の最も好きな飲み方は、「水割り」が21.7%とトップに。次いで「お湯割り」「ロック」「柑橘類味+炭酸水割り」がそれぞれ2割弱と、人気を集めています。
しかし、世代間で好みの違いが顕著に表れています。
「お湯割り」は男性60~70代や女性70代で、「柑橘類味+炭酸水割り」は女性40~60代で最も人気です。一方、「水割り」は男性の若年層で高い傾向が見られます。
焼酎を飲まない理由
焼酎をあまり飲まない人、または飲んだことがない人にその理由を聞いたところ、「味が好きではない」が28.2%と最も多く、次いで「焼酎を飲む機会がない」「アルコール度数が高い」「匂いが好きではない」がそれぞれ10%台という結果でした。
特に、「味が好きではない」という理由は、女性の若年層で高くなっています。
焼酎を選ぶ際の重視点
焼酎を選ぶ際に重視する点は、「味・おいしさ」が65.6%と圧倒的に多く、「飲みやすさ」が42.7%、「価格」が31.8%と続いています。
「種類(甲類、乙類)」「主原料(芋、麦、米等)」は、若年層で重視する割合が低くなっています。
今後の焼酎市場
アルコール飲用者のうち、今後焼酎を飲みたいと考える人は約46%という結果が出ています。
男性では、20~30代で30%台、60~70代で6割前後と、年代差が大きくなっています。
一方で、焼酎を週1~2日以上飲む層では、9割以上の人が今後焼酎を飲む意向を示しています。
まとめ
今回の調査では、焼酎の飲用者は4割強と、過去調査と比べて減少傾向にあるものの、今後焼酎を飲みたいと考える人は一定数いることがわかりました。
特に、若年層では「水割り」が人気で、焼酎の種類や原料よりも「味・おいしさ」や「飲みやすさ」を重視する傾向が見られます。
焼酎業界では、若年層を取り込むための新たな商品開発や、飲み方の提案などが求められるのではないでしょうか。