株式会社アウラムの技術革新
株式会社アウラム(東京都中央区)は、金インゴットの所有権を担保にした新たなDeFi型オンチェーン・レンディングを実施すると発表しました。これにより、暗号資産WAVAXの貸し付けが革命的に進化します。この取り組みは、同社が開発した「AURAM」という動産デジタル台帳プラットフォームをベースにしています。アウラムは、金インゴットなどの実物資産の所有権をNFTとしてブロックチェーン上に安全に記録・管理します。
本プロジェクトは、アウラムが参加している「AUTON Agentic Economy Accelerator Program 2026」の一環として実施され、金価格における異常を自律的に検知・遮断するAIエージェントも開発されました。このAIエージェントの名称は「Oracle Guardian Agent」です。AIエージェントは、アウラムが運営する金インゴット売買プラットフォーム「KINGOT」にて稼働し、価格オラクルの異常を監視する役割を果たします。
担保設定から貸付までの流れ
この新たなかたちのレンディングでは、金インゴットの所有権NFTを担保として利用し、民法に基づいた手法を用いて担保設定が行われます。現物を金庫から動かすことなく、ブロックチェーン上で担保の更新や貸付の実行、返済、担保解除等の一連の過程が透明性のある形で記録されます。この一連の流れにより、担保管理の手間やコストを大幅に削減できることが期待されています。
政策的な追い風と市場の期待
金は過去5年間で約4倍もの価格上昇を記録しています。このため、金を担保とした金融サービスへの関心が高まりつつあります。アウラムのビジョンは、眠れる実物資産である金を有効活用し、融資の選択肢を以下のように広げることです。
- - 金インゴットを担保にした日本円建て融資
- - 日本円建てステーブルコイン貸付
こうしたサービスを実現させるために、アウラムは金融機関および暗号資産関連事業者との連携を模索しています。具体的には、金インゴットを担保とした融資が可能な金融機関や、暗号資産のレンディングを行う事業者を募集しています。
利用者保護と透明性
この新しい金融モデルは、自律型AIとDeFiを融合させることで、より安全で透明性のある資産運用を実現しています。特に、価格の異常を即座に検知するAIエージェントが機能することで、消費者が安心して取引できる環境が整います。加えて、投資家にとって実物資産が持つ流動性の低さや来歴の不透明さを解消する手段ともなり得ます。
未来の展望
アウラムは今後、2026年7月13日に開催されるデモデイにおいて本技術の詳細なデモを行い、業界関係者との情報共有を図る予定です。この機会に、金融機関や暗号資産関連事業者が新たな協業モデルを構築する一助となることが期待されています。事業化に向けた具体的なアクションがどのように進むのか、今後の動向に注目です。アウラムは、トークン化された実物資産であるRWAが仲介されることで、オンチェーン金融の社会実装を推進し、確かな金融サービスの信頼性を高めることを目指しています。
最後に
アウラムは、金を始めとする実物資産の有効活用を掲げ、安心して取引できる環境を提供することに取り組んでいます。この理念に応えて、次世代の金融機関との連携を進めていく方針です。未来の金融を変える第一歩として、アウラムがどのような成果を上げるか、期待が高まります。