IAQ改善コンテスト結果
2021-11-29 10:00:10
室内空気質改善コンテスト第1回決勝大会の結果発表
室内空気質改善コンテスト第1回決勝大会の結果発表
最近、室内空気質に対する関心が高まってきています。そんな中、第一回IAQ(室内空気質)改善コンテストが開催され、各部門でアイデアあふれる作品が競い合いました。今年のテーマは、「空気で世界を変えよう!」。数々のプロジェクトから選ばれた受賞作を見ていきましょう。
一般部門グランプリ賞
グランプリに輝いたのは、CCF建築家チームの新井かおりさん(埼玉県)と久保田恵子さん(神奈川県)によるプロジェクト『繊維ゴミを建材に『循環する壁』』です。このプロジェクトは、廃棄される繊維ゴミの再利用を提案し、それを建材として利用することで室内環境を改善しようとするものです。新井さんと久保田さんは賞を受けて「自然素材で作られた壁紙は、高い調湿性を持ち、室内の空気質の改善に役立つ」と述べています。彼女たちは、この『循環する壁』が新たな選択肢となることを願っています。
準グランプリ賞
準グランプリは、株式会社アネシスの橋口直希さん(熊本県)の提案『SWITCH(切り替わる空間)』が受賞しました。このプロジェクトは、自然の力を最大限に活用し、電気に依存しない空気の浄化空間を提供することを目指しています。橋口さんはこの空間が多くの家庭に実装されることを期待しています。
一般部門日本室内空気保健協会賞
受賞者には、河合塾美術研究所の渡辺一生さん(東京都)とジンバルワークスの井村正和さん(愛知県)のテーマ『ウィンドキャッチャー効果による換気量の改善と、魅力的な街並み形成に向けた提案』も注目されました。さらに、美環矢島美和子さん(奈良県)や株式会社ダイヤニウムの沼倉孝秀さん(愛知県)など、他の優秀作品も多数発表されました。
U-18部門の注目作品
特に注目すべきは、U-18部門で受賞した16歳、田中佐那さん(愛知県)の「楽しく、おいしく、あったまる換気タイム運動」です。このアイデアは、冬場の寒い中でも換気を楽しいものに変える提案であり、新鮮な空気を取り入れることの重要性を再認識させるものです。審査員も高く評価しており、今後の活用が期待されます。
まとめ
IAQ改善コンテストは、室内空気の質向上に向けた素晴らしいアイデアを持つ多くの方々を集う場として、今後も成長が見込まれます。また、審査員らは受賞者のアイデアが実用化されることを心から願っています。最後に、一般社団法人日本室内空気保健協会の加藤理事は、このようなイベントが無事に開催されたことを感謝し、室内空気の質改善に向けた取り組みの重要性を再度強調しました。
このような革新的な取り組みが未来の室内空気質の改善に寄与し、安心安全な住環境が実現されることを期待します。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人日本室内空気保健協会
- 住所
- 愛知県春日井市大泉寺町121番地2
- 電話番号
-
090-4260-5095