ケロッグが入院中の子どもたちを支える支援策
日本ケロッグ合同会社は10月6日、認定NPO法人キープ・スマイリングと連携し、入院中の子どもたちとその家族に向けた食支援を行いました。この取り組みは、世界食料デー月間にちなみ、食を通じたサポートの一環です。具体的には、栄養バランスが取れたシリアルや、オリジナルのお絵かきノートと色鉛筆をセットにした「スペシャル応援パック」をJCHO群馬中央病院に贈呈しました。
シリアルディスペンサーを設置
また、同病院の小児科病棟のナースステーションにもシリアルディスペンサーが設置され、医療スタッフも簡単に栄養を補給できる環境が整えられました。このような取り組みは、患者や医療従事者への支援だけでなく、入院中の子どもたちの家族の負担軽減にも寄与しています。病院で過ごす時間が長い子どもたちにとって、安心して食事ができる環境は何より重要です。
ケロッグの思いとは
ケロッグの社長、井上ゆかり氏は「食は体だけでなく心も支えるもの」と述べ、地域コミュニティと連携した支援活動の重要性を強調しました。入院中の家族が直面する食事の偏りや調達の難しさを緩和するため、ケロッグは手軽に栄養を摂取できるシリアルの提供を続けており、その結果、家族からの好評も得ています。
患者や医療スタッフの声
贈呈式に参加した子どもたちは、ケロッグの人気キャラクター、トニー・ザ・タイガーに会い、笑顔でお絵かきノートを受け取りました。ケロッグ社員からの応援メッセージも添えられ、心温まる瞬間が生まれました。
入院生活は不安が多く、家族は自分の食事を後回しにせざるを得ない状況に陥りがちです。しかし、ケロッグのシリアルは簡単に栄養を補給できるため、家族にとって精神的な支えともなります。実際に、多くの医療スタッフもこのシリアルを利用しているとのことです。
地域とのつながりを重視
この活動は、単なる食の提供にとどまらず、地域の医療機関と協力し、食料問題の解決に向けた一歩ともなっています。特に河野美幸主任部長は、「シリアルのディスペンサーが設置され、病棟の雰囲気が明るくなった」とその効果を語りました。
ケロッグの社会貢献プログラム「Better Days Promise™」
さらに、この取り組みはケロッグが全球的に展開している「Better Days Promise™」プログラムの一環として位置付けられており、飢餓や栄養不良の解消を目指す活動が行われています。日本国内でも、数多くのフードバンクや子ども食堂へのシリアル提供が続けられています。
今後もケロッグは、地域社会や教育機関との連携を進め、入院中の子どもやその家族、また医療スタッフへのさらなる支援を目指していく方針です。こうした活動を通じて、より多くの人々が食を通じての支援を受けられるよう努めていくことでしょう。