新潟県関川村、NTTドコモとICT活用で地域づくり推進へ
新潟県関川村と株式会社NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ株式会社の3者は2024年10月30日、ICT(情報通信技術)を活用した地域づくりに関する連携協定を締結しました。この取り組みは、環境に配慮した持続可能な地域を目指すもので、特に脱炭素に向けた意識の向上を図ります。
背景と目的
日本全体が2050年に温室効果ガス排出ゼロを目指す中、関川村は環境省から脱炭素先行地域に選ばれています。これは、地域の特性に応じた削減活動が求められるもので、今後の取り組みが期待されています。この協定では、住民の環境意識を高めることを重要視しています。
本協定のポイント
1. 脱炭素行動の推進
関川村は、カボニューレコードというサービスを導入し、住民の環境に配慮した行動を記録・可視化します。これにより、個々の行動がどの程度エコであるかを簡単に確認でき、エコ活動への参加意識を高めることができます。
2. 災害対策の強化
地域が災害に強くなるよう、モバイル通信や端末を駆使した情報発信の仕組みを導入します。また、蓄電池の活用により、災害時の利便性を向上させる取り組みも行います。
3. デジタル化の推進
住民のICTリテラシーを向上させるため、最新情報を集約したモバイルアプリを開発します。これにより、自治体からの情報をいつでも手軽に受け取れる環境を整備し、誰もがアクセスできる情報基盤を築きます。
今後の展望
関川村、NTTドコモ、NTT Comの3者は、今後も相互に連携を強化し、地域の将来に向けたさまざまな施策を推進していきます。本協定は、住みやすく、環境に配慮した持続可能な地域づくりを進める大きな一歩となることでしょう。
参考リンク
なお、本取り組みは、NTTグループのGXソリューションブランド「NTT G×Inno」の一環として位置付けられます。これにより、社会へのソリューション提供を通じてカーボンニュートラルの実現に寄与していくことが期待されています。