TCFD攻略パッケージの背景と目的
企業が持続可能な成長を続ける中で、気候変動に対する対策が求められています。特にTCFD、すなわち「気候関連財務情報開示タスクフォース」の提言は、企業が自らのリスクと機会を実際の数字で考慮し、環境に配慮した経営を行うための重要な手段となっています。これに沿った情報開示は、今後企業にとって必須の要素となるでしょう。
TCFDは、2015年に設立され、2017年には最終報告書が公開されました。その中で、企業は温暖化をビジネスの重要な課題として捉え、リスクと機会を明確にし、温暖化ガスの削減計画を策定することが求められています。しかし、この取り組みはただ単に規制に従うためのものであってはならず、企業の底力を高めるための貴重な機会と捉える必要があります。
新たなパートナーシップ
この度、SDGパートナーズとウェイストボックスの二社が協力し、「TCFD攻略パッケージ」を発表しました。SDGパートナーズは、外務省や国連での経験を基にサステナビリティに特化したコンサルティングを行っている企業で、田瀬和夫氏がリードしています。ウェイストボックスは、温暖化ガスの排出量測定において著名な実績を持つ鈴木修一郎氏が率いる会社です。両者の知見と技術を融合させることで、企業への支援をより効果的に提供できる体制が整いました。
TCFD攻略パッケージの特徴
「TCFD攻略パッケージ」は、企業がTCFDに対応するための正確な理解と方法論を提供し、経営層を巻き込んだ形で気候変動をビジネスの課題と位置づけます。このパッケージは、組織の統合、シナリオ作成、排出量の測定、削減計画の立案、さらには情報開示に至るまでの一連のプロセスをサポートします。提供されるプランには3か月、6か月、11か月の選択肢が用意されており、企業のニーズに合わせて柔軟に対応することが可能です。
経営層の理解が不可欠
TCFDへの対応を進める上で重要なのは、単に技術的な対応を行うことではありません。企業がその目的を十分に理解し、なぜこれが自社の強化に繋がるのかを経営陣が肚落ちした上で取り組む必要があります。このような深い理解がなければ、TCFDが提供する本来の価値を活かすことは難しいでしょう。
連絡先と今後の展望
企業や機関がこの「TCFD攻略パッケージ」に興味を持たれる場合は、SDGパートナーズまたはウェイストボックスのウェブサイトを訪れることで、詳細な情報を得ることができます。また、直接の問い合わせも可能です。今後ますます重要度を増す気候変動への対応に、企業が積極的に取り組むための力強いサポートがこのパッケージから得られることでしょう。
【本件に関するお問い合わせ】
会社名:SDGパートナーズ有限会社
ウェブサイト:www.sdgpartners.jp
E-Mail:
[email protected]
担当者:板橋、松原