新たな音声対話の世界が広がる!
株式会社エーアイは、音声合成エンジンAITalk®を手掛ける企業として注目されています。今回は、彼らが開発した新しいSDK、「組み込み型音声対話フレームワークSLFramework(仮)」の評価版提供開始を発表しました。これは、音声合成と音声認識の両方を一体化した画期的なフレームワークです。
SLFrameworkの魅力
SLFrameworkは、アプリケーションやサービスに音声入力と出力を実現するためのSDKです。これにより、ユーザーが発話した内容を認識してテキスト化し、テキストを音声として読み上げることができます。この機能が統合されることで、音声対話がシームレスに行えるようになります。
特長1: 共通ユーザー単語辞書
SLFrameworkでは、音声合成と音声認識で共通のユーザー単語辞書を利用できます。これにより、一度の操作で両方に対応した単語を登録でき、非常に便利です。また、音声合成の際のアクセント調整も可能で、より自然な対話が実現します。
特長2: ローカル型SDK
このSDKは外部サーバーに依存せず、よりセキュアな環境で使用できます。ユーザー自身が独自の音声認識モデルを作成するためのツールも提供されており、特定の言い回しや専門用語に特化したモデルを簡単にカスタマイズできます。
特長3: 省リソース
SLFrameworkは、使用するリソースが少ないという特長も持っています。RAM400MB、ROM210MBで動作し、Raspberry Pi4でも利用可能です。対応するOSはWindowsとLinuxの両方で、様々な環境で導入可能です。
活用シーン
このフレームワークは、対話アプリやロボット、券売機、コールセンターなど、幅広いシーンで活用が期待されます。音声によるインターフェースは当然のことながら、機械とのコミュニケーションの質を大きく向上させることでしょう。
ユーザーへの呼びかけ
現在、SLFrameworkの評価版を試したいユーザーを募集中です。この評価版の使用を通じて、フィードバックを集め、製品版の更なる最適化を進めていく予定です。
今後の予定
SLFrameworkの正式版は2025年中にリリース予定です。今回の評価版を経て、さらなる改善を図りながら、多くのユーザーに愛される製品として成長していくことでしょう。
この新しい技術に興味を持つ方々は、是非この機会にSLFrameworkを体験してみてください。音声対話の未来が、ここに広がっています。