田中泯を描いた新たな映像体験が始まる
犬童一心監督が手がけるドキュメンタリー映画「名付けようのない踊り」が、11月8日よりクラウドファンディングを開始しました。この映画は、数々の著名人の支持を受け、現在急成長中のプロジェクトとして注目を集めています。特にダンサー・俳優として活躍する田中泯の魅力やその76年の人生を深く掘り下げた内容となっており、多くの人々にその存在感を体験してもらうことが目指されています。
魅力的なダンス映像の誕生
この映画の制作が始まったのは、2016年のこと。犬童監督は、田中泯から「ポルトガルで踊るので、ご夫婦で一緒に来られませんか?」と誘われ、プロの劇映画カメラマンを2人連れて撮影に出かけました。帰国後に編集を行い、田中のダンス映像は予想以上に魅力的なものとなり、未見のダンス体験を提供する長編映画の可能性を示唆しました。しかし、脚本もないままの映画制作には資金集めが課題となり、監督は自己資金を活用しながら、長期間の撮影を敢行しました。これは日本国内にとどまらず、海外でも実施されました。
新しい形式のドキュメンタリーへ
2年の歳月をかけ、撮り貯めた映像をもとに脚本を執筆。今回の映画が挑むのは「感覚を刺激する体験型ドキュメンタリー」という新しい形式です。インタビューやナレーションに頼らず、映像自体が語りかけてくるような体験を提供します。助成金も活用し、製作委員会を立ち上げ、東京での公開を決定するに至りました。
新たな資金調達の必要性
劇場での上映の重要性を認識した犬童監督は、全国各地、さらには世界中の劇場にこの映画が届くためには追加の資金が必要であると考えています。また、視覚・聴覚の障害者にも映画を楽しんでもらうためにバリアフリー上映を実現させるという強い意志も持っています。それ故、クラウドファンディングという手段を選ばざるを得なかったのです。
クラウドファンディングの特典と詳細
クラウドファンディングページでは、制作秘話を「制作ノート」として定期的に更新され、特に重要な役割を果たしたアニメーター山村浩二についての情報も解禁されます。また、リターンには田中泯氏から提供された場踊りのポストカードや、サイン入りの過去の公演ポスター、さらには手作りのオリジナルマグカップなどが含まれる予定です。
公式サイトと今後の展望
「名付けようのない踊り」の公式ホームページやクラウドファンディングのページでは、さらなる詳細情報が展開されています。製作過程や完成後の展望を知ることができるこの機会をお見逃しなく。田中泯の魅力を多くの人に届ける新たな映画体験を、ぜひお楽しみに。