阪急交通社が福島県との包括連携協定を締結
このたび、株式会社阪急交通社が福島県と画期的な協定を締結し、地域の復興と観光振興を強力にサポートすることとなりました。協定は2025年6月2日に締結され、これにより阪急交通社は旅行会社として初めてこのような包括連携を福島県と結ぶことになります。
協定の背景と意義
東日本大震災からの復興を念頭に置いたこの取り組みは、福島県知事である内堀雅雄氏との合意のもとに実施されます。協定の主な目的は、地元の地域社会と連携し、観光資源を活用していくことで、新たな旅行商品の開発や人材育成、さらには災害に対する備えなど、多岐にわたります。特に、ホープツーリズムの推進により、震災の影響を受けた地域の実情を知ってもらうことが狙いです。
ホープツーリズムとは
ホープツーリズムは、福島県で実施されているスタディツアープログラムです。このプログラムでは、東日本大震災や原発事故によって影響を受けた地域の「ありのままの姿」を観察し、体験し、学ぶことが重要なテーマとなっています。この訪問を通じて、観光客は地域の現状を理解し、復興へのメッセージを伝える役割を果たします。
協定の具体的な内容
協定にはさまざまな連携事項が盛り込まれています。以下はその重要な項目です:
1.
震災からの復興支援
2.
観光振興
3.
地域の魅力の発信
4.
観光人材の育成・確保
5.
災害・感染症対策
6.
その他地域活性化に関する事項
これにより、観光業との結びつきが深まり、県内の観光コンテンツや地元の食材をテーマにした新たな旅行商品が生まれることが期待されています。阪急交通社は、この全国的な販売ネットワークを活かして、より多くの訪問者を福島へ誘致する方針です。
相互に利益を享受
また、観光業界以外にも、福島産の農林水産物を積極的にプロモーションする取り組みも行われます。そして、万が一の災害や感染症の発生時には、現場での迅速な対応。また復興支援が行われる体制も整えるとされています。
終わりに
阪急交通社はこの協定を通じて、福島県との強力な関係を築き、地域社会の発展とともに、持続可能な社会の実現に寄与していく意向です。福島県の魅力を全国に広める活動が今後どのように展開されていくのか、大いに期待が寄せられます。
詳しい情報は公式ウェブサイトやプレスリリースをご覧ください。
阪急交通社公式サイト
プレスリリース
発行元:阪急阪神ホールディングス(大阪市北区芝田1-16-1)