ジェンダーギャップ会議
2024-12-12 11:32:08

パーソルが「ジェンダーギャップ会議」でDEIの重要性を訴える

2024年、パーソルがジェンダーギャップ会議にてDEIの重要性を発信



2024年12月6日、パーソルホールディングスが開催した日本経済新聞社・日経BP主催の「ジェンダーギャップ会議」に登壇しました。テーマは「ダイバーシティ経営の本質を問う~先進企業の成長戦略2025~」であり、DEI(Diversity, Equity & Inclusion)が企業にとっていかに重要かをダイアログ形式で議論しました。

パーソルのビジョン



パーソルは「はたらいて、笑おう。」を理念に掲げ、DEIの推進を通じて多様性が真に尊重される社会を目指しています。特に、ジェンダーダイバーシティに注力し、2030年には女性管理職比率を37%に、2026年には男性の育児休業取得率を100%とする目標を立てています。

喜多恭子の取り組み



パーソルグループのジェンダーダイバーシティ委員会を率いる喜多恭子氏は、社内外での取り組み結果を共有しつつ、さまざまな施策について具体的な数値目標を挙げて解説しました。彼女は、グループ全社員に対する研修プログラムの重要性を強調。2021年からスタートしたこのプログラムでは、12万人以上が受講し、管理職向けのプログラムも充実しています。

驚くべきは、「制限のあるはたらき方理解研修」など、参加者が異なる立場の働き方を体験することで、多様性への理解を深める施策です。研修を受けた社員の全てが「多様性の尊重意識が高まった」と回答したことは、パーソルが多様な人材の活躍を促進しようとしている証とも言えるでしょう。

チーミングと成果創出



女性の管理職比率を高めるためには、昇進を果たしてからのサポートが不可欠です。パーソルでは新任女性管理職に男性リーダーとのペアリングを促進し、協力して成果を上げる「チーミング」を導入しています。これにより、双方がミッション達成に向けた意識を高めることを目指しています。

パネルディスカッションの内容



「ジェンダーギャップ会議」では、喜多氏に加え、アクサ・ホールディングス・ジャパンの川野多恵子氏、日興アセットマネジメントの代表取締役ステファニー・ドゥルーズ氏がパネラーとして登場。企業がDEI施策に直面する課題についても活発な議論が展開されました。

また、この会議はオンラインでも視聴できるハイブリッド形式での開催が行われ、企業サイト上でアーカイブが閲覧可能です。これにより、ビジョンや取り組みをさらに多くの共有者に届けることが期待されています。

パーソルのDEIへのこだわり



DEIの推進には、企業内部だけでなく、社会全体の意識改革も重要です。そのため、パーソルは定期的に社内の取り組みや成果を公開し、国際的な基準と連動させた新たな施策を共創することを目指しています。

これにより、パーソルは単独での成果を超え、人関連事業のリーダーシップを確立するだけでなく、他企業との連携を通じてダイバーシティ経営の普及を図っています。

企業概要



パーソルホールディングスは、1973年に創業し、人と組織にかかわる多様な事業を展開する企業です。特に、人材派遣や転職サービスなどを通じて「はたらく」を自分のものにする力を提供しています。近年では、プロフェッショナル人材の活用支援や副業支援など、新たな領域にも注力。

企業は東京証券取引所プライム市場上場(証券コード:2181)。

まとめ



パーソルの取り組みは、ジェンダーダイバーシティだけでなく、幅広い意味でのDEIの推進に寄与するものです。多様な人材が活躍することで、企業全体が一層成長し、社会の発展にも貢献すると期待されています。


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会社情報

会社名
パーソルホールディングス株式会社
住所
東京都港区南青山1-15-5パーソル南青山ビル
電話番号
03-3375-2220

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