神奈川県小田原周辺で新たに始まったコミュニティサイクルサービス「Let’s Bike」

神奈川県小田原の新しいサイクルサービス「Let’s Bike」

神奈川県は、地域活性化に向けた新たな試みとして、コミュニティサイクル「Let’s Bike」を開始しました。本サービスは、2016年2月28日から運用が始まり、小田原駅前や新松田駅前、山北駅前、開成駅前の4か所にサイクルポートを設置し、計67台の自転車を提供しています。これにより、トータルな自転車利用環境を整え、地域住民や観光客が自由に利用できる便利な交通手段を提供します。

1. 次世代システムの導入

「Let’s Bike」は、次世代のサイクルシェアリングシステムを採用しており、これまでサイクルポートに依存していた通信、GPS、遠隔制御などの機能を自転車自体に搭載しています。この革新的なシステムにより、ユーザーは自転車だけで貸出や返却、施錠の管理が完結できるため、利便性が大幅に向上し、導入コストも抑えられています。

2. 利用方法の簡素化

利用者は、携帯電話を利用して会員登録を行い、借りたいポートの自転車を予約します。予約時に取得したパスワードを自転車の操作画面に入力すれば、すぐに利用開始可能です。

料金プランは、基本プランと一日パスの2種類が用意されており、基本プランは4時間まで500円で、24時までの利用は1,000円で乗り放題。一日パスは1日1,000円で、現金での購入もできます。

3. 地域活性化への寄与

「Let’s Bike」は、地域の回遊性向上に寄与することを目的としています。告知用のホームページを整備し、ポートにサイン看板を設置、リーフレットやマップの作成など、利用者が気軽に自転車を利用できる環境を提供します。これにより、地域住民や観光客がより多く小田原周辺を訪れるきっかけを作ります。

4. 安全への取り組み

安全面でも配慮がされています。利用者が安心してサービスを利用できるよう、コミュニティサイクル専用保険を準備し、加入しています。万が一の事故やケガに備えた手厚い補償が受けられるため、安心して自転車を楽しむことができます。

さらに、交通安全ルールの啓発活動や安全推奨ルートの作成を通じて、すべての利用者が安心して自転車を利用できる環境作りに取り組んでいます。