新システム「スマート評定」
2023-03-15 11:00:02
教員の働き方改革に貢献する新システム「スマート評定」が登場
教員の働き方改革を支援する「スマート評定」の魅力
近年、少子高齢化や教員不足が深刻化する中、教育現場では教員の業務負担が増大しています。平均勤務時間が1日11時間を超えるなど、ストレスや精神的負担が課題となっています。このような状況を解決するために、現役中学校教師が監修した成績処理管理システム「スマート評定」が2023年4月から販売を開始しました。
教員が抱える課題とは
多くの教員が抱える問題の一つは、成績を決定する「評定」業務の負担です。現在、成績処理は各教科の担当教員が独自に管理している場合が多く、エクセルを駆使しているため、業務が煩雑になりがちです。特に、初任者にとっては、先輩から受け継いだシステムを使うか、自分で新たに作成するしかなく、時にはトラブルにも発展することもあります。
このような課題を解消すべく、東京都技術科教員の八木澤先生からの提案をもとに、「スマート評定」の開発がスタートしました。八木澤先生は、独自にマクロエクセルによる評定システムを開発し、教育現場における負担を減らすためのシステム統合の必要性を強く感じていました。
「スマート評定」の特徴
「スマート評定」は、学校内での成績処理を迅速かつ効果的に管理できるシステムです。特に、中学校全教科に対応しており、技術や家庭科など異なる評価基準にも柔軟に対応します。自動計算機能も搭載されており、教員が成績をつける際の手間を大いに軽減します。
このシステムを導入すると、従来の評定関連業務に費やしていた時間が半減し、成績管理にかかる業務時間が約6時間から3時間へと大幅に短縮されることが示されています。具体的には、日々の評価入力にかかる時間が数分で済むようになり、教員は本来の業務にもっと集中できるようになるのです。
今後の展開と期待
初年度は東京都内の中学校への展開に特化し、次年度からは全国での販売を目指しています。また、小学校や高等学校への導入も視野に入れて、さらに多くの教員がこのシステムの恩恵を受けられるように努めています。
教員の働き方改革に貢献するシステムとして、「スマート評定」は今後も進化を続けていく予定です。様々な未解決な課題に対しても、さらなるシステムやサービスの開発を通じて、教育現場の効率化と教員の負担軽減に尽力します。
まとめ
「スマート評定」は、教員が抱える業務の負担を軽減し、より良い教育環境を作るための強力なツールです。今後も、教育の質向上を目指した取り組みから目が離せません。納得のいく評定業務を実現するための第一歩として、多くの教員がこのシステムを活用し、さらなる高みを目指していくことを期待しています。
会社情報
- 会社名
-
ニューダイヤシステムズ株式会社
- 住所
- 東京都港区南青山二丁目2番15号ウィン青山1207
- 電話番号
-
03-3815-9291