西宮市におけるFAST財務会計の導入
ジャパンシステム株式会社(本社:東京都渋谷区)は、西宮市から「行政経営支援サービスFAST財務会計」の導入を受注しました。2026年9月から各機能の本番稼働が始まり、2027年4月には本格運用が予定されています。これにより、兵庫県内での「FAST財務会計」の導入実績は16団体に達します。
導入の背景と必要性
西宮市では、他のベンダーが提供する現行の財務会計システムが導入されてから10年以上が経過し、業務の多様化や複雑化が進みました。この状況を受け、より柔軟で拡張性の高いシステムへの移行が求められています。特に、他システムとの連携強化や財務事務の電子化を進めることで、全体の業務効率を向上させることが急務とされています。
ジャパンシステムは、これらのニーズに応えるべく、FAST財務会計の標準機能を最大限に活用した提案を行いました。既存システムとの連携を強化することにより、電子決裁が可能になり、さらに電子請求との連携により請求書の受領から決裁・支払いまでを一貫して電子処理する仕組みを構築します。これにより、財務事務のデジタル化が進み、業務のスピードと正確性が大幅に向上します。
管理業務全般の支援
FAST財務会計は、単なる財務会計業務にとどまらず、関連する行政事務も一体で支援します。業務の効率化とさまざまな部署との連携強化を推進し、平易に使えるシステムの提供により、行政運営のPDCAサイクルを強化します。デジタル化によりペーパーレスや電子決裁、データの可視化・分析が実現し、自治体DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展にも大きく寄与します。
FAST財務会計の実績と信頼
FAST財務会計は、40年以上にわたり地方公共団体の財務会計業務を支えてきたソリューションです。これまでに全国280団体以上に導入されており、特に東京都特別区では23区中の13団体(構築中を含む)が採用しています。また、地域に根ざした実績を持つジャパンシステムだからこそ、地元行政のニーズに応えることができるのです。
未来への展望
西宮市におけるFAST財務会計の導入は、単なる業務の刷新にとどまらず、今後の地方行政のデジタル化に向けた重要な一歩です。この取り組みを通じて、西宮市が地域住民により良いサービスを提供できるよう支援を続けていきます。今後、他団体への展開も視野に入れ、さらなる効率化を目指していく予定です。ジャパンシステムは、自社の専門性を活かし、これからも地域活性化に貢献する取り組みを続けていきます。