エイジレスが無償提供を開始するRPG解析AI
株式会社エイジレスは、IT業界における深刻化する技術者不足と高額コストを解決するため、RPG解析AIツールの無償提供を開始します。このツールは、IBM i(AS/400)を利用している企業向けに開発されたもので、主にミドルシニア層の人材が手がけるプロジェクトの支援を行います。エイジレスは、Liaro株式会社やレガシー移行の専門家である中野恭秀氏と連携し、その技術力を結集しました。
背景と目的
近年、国内では約1万社がIBM iを利用しており、その中でRPG技術者の高齢化が進行しています。最新の調査によると、IBM iユーザーの46.2%が50代、15.7%が60代以上で、50代以上が全体の6割を超えるという状況です。72.3%の企業が「システム要員の不足」を訴えており、特に中堅企業はモダナイゼーションに多額の投資を躊躇しています。
ソリューションの特徴
新しく開発されたRPG解析AIツールは、低コストでの段階的なシステム移行を可能にします。また、50代、60代のレガシー言語に精通したIT人材が多数在籍しているため、無償提供後のプロジェクトにおいて人材提供やプロジェクト組成も行うことができます。このハイブリッド体制により、企業が抱える課題に対してスピーディーかつ高品質なサポートが実現します。
無償PoCの募集
2025年6月より、初期導入企業として数社を対象に無償PoC(Proof of Concept)を提供します。特に、システム刷新を直ちに行えない企業にとっては、小規模から始められるPoCが魅力的です。応募対象は、RPGコードを1,000ステップ以上保有するIBM i/AS/400ユーザー企業であり、売上50億~1,000億円の中堅企業が対象です。応募は2025年6月末まで受け付けます。具体的な申込方法は、エイジレスのソリューションセールス部までご連絡ください。
ステークホルダーの声
中野恭秀氏は、「RPGは企業のDNAそのもの。本ツールは“読み解き・移し・活かす”を支援し、DXに必要なスピードと品質を両立する」と述べています。また、Liaroの花田賢人CEOも「生成AI技術の進展を活用し、レガシーコードでも高いパフォーマンスを維持できるソリューションを提供することが目指す」とコメントしています。
今後の展望
エイジレスは2025年の第4四半期に、RPG解析AIツールの正式なローンチを予定しています。3年間で300社への導入を目指し、累計で1億ステップのコード解析を行う計画です。また、COBOLやPL/Iなど他のレガシー言語に関する応用も視野に入れています。このように、エイジレスは今後も企業のデジタルトランスフォーメーションを強力に支援する立場を確立していくでしょう。
会社概要
代表者:小出 孝雄
所在地:東京都目黒区目黒1-6-17 Daiwa目黒スクエア14F
事業内容:ミドルシニア向け人材関連サービスおよびDX支援
URL:
https://ageless.co.jp/
代表者:花田賢人
所在地:東京都文京区本郷五丁目1-11
事業内容:生成AI及び関連技術の開発・導入支援
URL:
https://liaro.ai/
数十年のレガシー移行に関わり、大手コンサルティングファームでの実績を有します。AIとクラウドを活用したモダナイゼーションを推進しています。
本件についての更なるお問い合わせは、株式会社エイジレスのソリューションセールス部(担当:ズッカーマン)までお気軽にご連絡ください。E-mail:
[email protected]、TEL:070-5041-0062(直通)。