メタバースを活用した東京都のスマートサービスについての新展開

DNPが東京都で進めるメタバースプロジェクト

大日本印刷株式会社（DNP）は、2024年度より、東京都が進める「Be Smart Tokyo」プロジェクトに参加しています。このプロジェクトは、都民の生活をより豊かにし、便利にするためのスマートサービスを実現する取り組みです。DNPは、スタートアップ企業との協力を通じて、メタバースや先端技術を駆使した新しいサービスの導入に取り組んでいます。

Be Smart Tokyoとは？

「Be Smart Tokyo」は、東京都が主導するプロジェクトで、都民の日常生活を向上させるため、スマートサービスを実装することを目指しています。DNPはこのプロジェクトの「実装促進事業者」として採択されており、スタートアップ企業と密に連携し、最先端のテクノロジーを活用したサービスを提供しています。

2024年度の活動内容

2024年度は、多くのスタートアップ企業と協力し、以下のテーマでサービスを実装しています。

事例紹介

1. メタバース役所: 江戸川区において、DNPの「メタバース役所」をベースにした「メタバース区役所」で対話型AIアバターによるサービスを実証しています。これにより、どこからでも行政サービスを利用でき、誰一人取り残されることがないオンラインの行政サービスを実現しています。

2. バーチャル秋葉原: 株式会社360channelと連携し、リアルイベント「秋葉原国際映画祭」をバーチャル空間で楽しめる環境を提供しました。声優や監督が登場するレセプションをLIVE配信し、視聴者はいつでも映画祭の雰囲気を楽しむことができます。

3. メタバース中等部: monoAI technology株式会社が開発した「ZEP」を活用したオンライン授業の環境を構築しました。この取り組みにより、通学することなく、自宅からでも学習や交流ができる場を提供します。

今後の展開

DNP XRコミュニケーション事業では、これらの活動を通じて、場所や時間の制約がある人々が平等にスマートサービスを享受できる環境の実現を目指しています。また、これらの成果を東京都内の社会実装モデルとして展開し、さらなるサービスモデルの開発を推進していく考えです。

DNP XRコミュニケーションの取り組み

DNPは、2021年から「XRコミュニケーション事業」を展開し、メタバースを活用した教育支援や地域活性化、行政サービス向上とデジタルトランスフォーメーション（DX）の支援を行っています。DNPの独自の技術を駆使し、多様なパートナーと協力して、リアルとバーチャルを融合した新しい価値を創出しています。これらの取り組みは、より多くの人々に恩恵をもたらすことを目指しています。

詳しい情報や事例については、DNPの共創活動を紹介するメディア「DNP Innovation Port」をご覧ください。こちら

今後も、DNPのメタバース関連事業や活動にご注目ください。私たちは、東京都内外において、新しいサービスモデルの開発を進めてまいります。