TOYOTA ARENA TOKYOの未来
2025-04-11 15:36:23

サステナブルな未来へ、TOYOTA ARENA TOKYOの挑戦とリサイクルの新技術

TOYOTA ARENA TOKYOの新時代の到来



2025年秋、東京に新たに誕生する「TOYOTA ARENA TOKYO」が、サステナブルな取り組みを通じて環境負荷の少ないアリーナを実現します。このプロジェクトでは、トヨタアルバルク東京株式会社が東洋製罐グループホールディングス株式会社と手を組み、リサイクル可能な飲料・食品用容器やリサイクルステーションのプロデュースを行い、全く新しい形の「ごみを出さないアリーナ」を目指します。

進化する食品容器「FFカップ」



新アリーナでは、東洋製罐グループが開発した「FFカップ」が正式採用されます。従来の紙コップは内面にポリエチレンの薄膜を使用していましたが、この「FFカップ」は、成型後に内面にフィルムを圧着することで、汁物や油物にも対応可能です。さらに、フィルムを剥がして分別することができるため、リサイクルが容易になります。これにより、食品用紙カップとして使用された後も、その素材を再利用できる水平リサイクルが実現します。

アリーナ内のリサイクルステーションの計画



アリーナ全体でのリサイクルを促進するために、リサイクルステーションの設計・デザインにも力を入れています。来場者が使いやすいよう統一された包材が提供され、回収業者にとっても効率的な回収が可能となるよう考慮されています。これにより、リサイクルの混在を避け、より効果的なリサイクルを実現します。

実証実験から見えた成果



実際に行われたFFカップの実証実験では、回収率の向上が確認されています。2025年に行われた琉球ゴールデンキングス戦では、回収率35.6%を達成し、その後千葉ジェッツ戦ではさらに回収率を40.9%に引き上げました。これらの結果は、今後のリサイクル活動において重要なデータとなります。

「CUP to CUP」を目指して



東洋製罐グループは、「CUP to CUP」というコンセプトを掲げ、紙コップの洗浄と回収を推進しています。来場者自身が洗浄したコップが再生紙コップとして生まれ変わるという、今までにない取り組みが進行中です。この取り組みは業界初の試みであり、消費者の意識と行動を変える力を持っています。

SDGsへの貢献



トヨタアルバルク東京は、SDGsパートナー契約を結び、持続可能なアリーナ運営を目指してきました。今後も、リサイクルの推進や廃棄物の全量リサイクルを目指す活動を行い、来場者の意識を高める施策を展開します。社会的責任を果たすことが、地域社会への貢献にも繋がるのです。

代表者のコメント



「包装容器は大切な資源です。私たちは、使用済み容器を単なるごみではなく、再生可能な資源として捉えています」と東洋製罐グループの大塚社長が語ります。また、アルバルク東京の林社長は、「サステナビリティは私たちの重点テーマであり、継続的なリサイクルの取り組みを通じて、来場者の意識向上に努めてまいります」と述べています。

未来への投資



新たに開業するTOYOTA ARENA TOKYOは、ただのスポーツイベントの場ではなく、地域社会と共に歩むモデルケースを目指しています。新技術と革新を駆使して、サステナブルな未来を築くCKとしても注目されることでしょう。参加者全員が共に取り組む「ごみを出さない社会」の実現に向けて、新しいアリーナの前途は明るいといえます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

会社情報

会社名
トヨタアルバルク東京株式会社
住所
東京都文京区後楽1-4-18
電話番号
03-5800-7571

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。