サーキュレーション、AI導入で業務時間を大幅削減し企業文化を刷新
株式会社サーキュレーションが、全社員の約70%が毎日AIを活用するという成果を上げ、業務の効率化と新たな企業文化を形成しています。本記事では、同社の取り組みを詳しく紹介します。
AI導入の背景と課題
サーキュレーションでは、1年以上前から生成AIを試行的に導入してきましたが、部署ごとの活用にばらつきがありました。特に、AI活用の定着や効果の可視化が課題で、生成AIのノウハウを持つ人材の不在も影響していました。そのため、業務への組み込み方が明確でなく、取り組みが一時的に終わってしまう危険性がありました。
導入支援と取り組み
AI活用コンサルタントの内田氏は、元システムエンジニアであり営業経験も持つ立場から、現場が自然とAIを使える仕組みを重視しました。営業部門を中心に業務の棚卸しを行い、AIが有効に活用できる業務を特定。リサーチや商談準備、議事録作成など、特定の工程に適したAIアプリを開発・導入しました。
この取り組みでは、導入して終わりではなく、定期的な社内研修や相談窓口の整備も行い、社員が疑問を持った際にすぐ解消できる環境を構築しました。これにより、現場主導の成功事例が次々と生まれることとなります。また、経営陣もAI活用の重要性を定期的に発信し、トップダウンとボトムアップの両方から推進体制を確立しました。
支援結果とその意義
これらの取り組みにより、社員の98%以上が週に1回以上、約70%が毎日生成AIを活用するようになりました。一人あたりの業務時間は平均79分削減され、その時間は主に「資料作成」や「関係者とのやり取り」に充てられています。このようにして、サーキュレーションではAI活用が「当たり前」となる企業文化を根付かせることに成功しました。
経営管理本部の金谷直樹氏は、生成AIを業務に溶け込ませることの重要性を強調し、内田氏の支援によって得た成果に感謝の意を表明しています。彼は、現場のニーズと経営陣の意思を結び付けながら、AIを有効活用するための仕組みづくりができたと語りました。
終わりに
AIの導入はただの技術的な取り組みではなく、文化の変革に寄与する重要な要素です。サーキュレーションの成功事例は、多くの企業がAIを導入する上での指針となるでしょう。内田氏のアプローチが、今後もさらなる業務改善と価値創造に貢献することが期待されます。