日本初の中大規模木造建築支援システム「モクビル」の開始
株式会社シェルター(本社: 山形県山形市、代表取締役社長: 木村仁大)が新たに、画期的な中大規模木造建築供給支援システム「モクビル」を発表しました。このシステムは、木造建築の普及を目的としており、パートナー企業の募集もスタートしました。
「モクビル」は、日本国内における木造建築の経験と技術をもとに中大規模木造建築プロジェクトを支援するための包括的なシステムです。これまでに2万棟以上の木構造体を供給してきた株式会社シェルターのリソースを活用することで、建設事業者は様々なニーズに応え、多様なプロジェクトに取り組むことが可能になります。
支援の内容
「モクビル」では、建物の設計から施工、さらにはGHG排出量の計算や広報活動に至るまで、木造建築に関わる全ての工程で建設事業者を支援します。つまり、パートナー企業は、各自のニーズに合わせた支援を受けながら、効率的にプロジェクトを進めることができるのです。
特に2050年カーボンニュートラルの実現に向けて木造建築の重要性が高まる中、「モクビル」は未来志向の建設事業者にとっての強力な味方となるでしょう。今後の展開として、全国の建設事業者に向けた支援がスタートし、さらに木材関連事業者への対象も広げる方針です。
パートナー企業の獲得を目指して
「モクビル」は、2025年度中に50社のパートナー企業を募集する予定であり、この第一期の募集は限定的に行われます。参加することで、パートナー企業は自社の木造建築実績を築き、それを自身のブランド価値向上につなげることが可能です。
設計から施工までのトータルサポート
このシステムは、同行営業や設計、概算見積もり、施工の立会いなどにおいても支援が受けられます。特に中大規模木造建築においては経験が不足している事業者も多いため、シェルターの専門的なノウハウを活用することで、短期間での成果創出が期待できます。
認定制度について
「モクビル」は、公益財団法人 日本住宅・木材技術センターにより認定された中大規模・中高層建築対象の木造建築供給支援システムであり、日本で初めての認定を受けたシステムです。この認定は、木造建築における情報提供や設計、資材の調達、施工などに関して高い性能を持つシステムに与えられるものです。
環境への配慮とビジョン
株式会社シェルターは「都市に森をつくる」というコーポレートビジョンを掲げ、モクビルのパートナー企業と共に中大規模木造建築の普及を推進することで、森林資源の活用を促進し、環境負荷の低減に寄与していくとしています。
これからの建設業界での木造建築の重要性が増す中、「モクビル」の提供開始は新たな一歩と言えるでしょう。興味のある事業者は、ぜひお問い合わせを。”