ifm efectorが新たに提供するBluetoothメッシュでIoTが変わる
2024年9月、ifm efector株式会社から新しい製品が登場します。彼らが発表したのは、センサとIT機器間のワイヤレス通信を容易にする
Bluetoothメッシュ IoTベースステーション『EIO404』と、
Bluetoothメッシュ IO-Linkアダプタ『EIO344』です。これによりIoT環境の構築が格段に簡単になります。
従来のネットワーク方式では、多くの配線を要し、設置やメンテナンスが手間となっていました。しかし、ifmのBluetoothメッシュを利用することで、このような負担を大幅に軽減できます。この新しいシステムでは、1つのベースステーションに最大で50のBluetoothアダプタを接続可能で、アダプタ同士は最大20メートルの距離を保つことができます。これにより、広い範囲にわたる大規模なIoTシステムの設計が可能になります。
セキュリティと利便性の両立
Bluetoothメッシュのもう一つの大きな特徴は、スマートフォンを使用してノードの追加設定ができる点です。この機能は、現場での設定作業を大幅に簡素化し、作業効率を向上させます。また、通信データにはパスワード設定が施されており、セキュリティ面でも安心して運用できる体制が整っています。
デジタル化のサポート
さらに、ifmのノーコードIIoTソフトウェアである「moneo」と組み合わせることで、デジタル化やDX(デジタルトランスフォーメーション)への移行もスムーズになります。これにより、既存の設備をIoT化する際の通信配線の敷設に伴う課題も解消され、利用者の導入のしやすさを向上させることが期待されています。
製品概要と価格
このBluetoothメッシュ製品の標準価格は以下の通りです。
- - Bluetoothメッシュ IoTベースステーション EIO404
- 価格: 72,700円(税別)
- 販売目標: 2025年までに年間1,000個
- - Bluetoothメッシュ IO-Linkアダプタ EIO344
- 価格: 23,800円(税別)
- 販売目標: 2025年までに年間1,000個
これらの製品は、センサデータの効率的なモニタリングやシステムの診断を行うための新しいソリューションとして、多くの業界に革新をもたらすことでしょう。従来の配線に依存しないスマートな接続方式を活用し、より効率的で安全なシステムを目指す企業やユーザーにとって、ifmのBluetoothメッシュは強力なパートナーとなることでしょう。