AmoyDx®肺癌検査の進展
2025-03-31 13:33:26

新たな肺癌治療の可能性を広げるAmoyDx®マルチ遺伝子検査の進展について

新たな肺癌治療の可能性を広げるAmoyDx®マルチ遺伝子検査の進展について



株式会社理研ジェネシスは、最新の技術を駆使した「AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネル」の製造販売承認に関する一部変更申請を厚生労働省へ提出しました。この申請は、EGFR遺伝子変異(エクソン19の欠失やエクソン21のL858R変異を含む)を有する進行・再発の非小細胞肺癌患者に向けたものであり、今後の治療機会の拡大が期待されています。

AmoyDx®肺癌マルチ遺伝子PCRパネルとは



この体外診断用医薬品は、非小細胞肺癌における重要な7つのドライバー遺伝子、具体的にはEGFR、ALK、ROS1、BRAF、MET、KRAS、RETを対象としたリアルタイムPCR法に基づく検査です。これにより、EGFR遺伝子の変異をはじめ、ALK融合遺伝子、ROS1融合遺伝子、BRAF遺伝子変異、MET遺伝子のエクソン14スキッピング変異、KRAS遺伝子変異およびRET融合遺伝子を、一度の測定で同時に検査することが可能です。

この製品は、現在、16種の抗悪性腫瘍剤の適応判定に関しても承認されています。このような多面的なアプローチにより、患者への治療選択肢がより広がることが期待されます。

最新の治療法との連携



理研ジェネシスが進めている変更申請は、EGFR陽性で、切除不能または再発した非小細胞肺癌患者を対象にしたアミバンタマブの使用を含む治療法の併用に向けたものです。この治療法は、EGFRに加えてMETを標的とした二重特異性抗体であり、より効果的な治療結果を出すことを目指しています。さらに、経口で服用できる第3世代のEGFRチロシンキナーゼ阻害薬ラゼルチニブとの併用により、患者にとっての療法の選択肢が一層広がります。

この治療法の承認が得られれば、AmoyDx®マルチ遺伝子PCRパネルは、アミバンタマブとラゼルチニブの併用を行うためのコンパニオン診断薬として利用される可能性があります。これにより、EGFR変異を持つ多くの患者が、最適な治療を受ける機会を得ることになります。

理研ジェネシスの概要



理研ジェネシスは、遺伝子解析技術とバイオインフォマティクスを駆使し、個別化医療の分野において数少ない日本の企業の一つです。2007年に設立され、理化学研究所の最先端研究に基づいた技術と経験を基に、個別化医療の実用化を促進しています。医療現場における役割はひじょうに重要で、今後も新たな治療法の裾野を広げることが期待されています。

理研ジェネシスは今後の展望についても前向きであり、より多くの患者に向けて効果的な治療法を提供していく姿勢を示しています。これまでの技術革新だけでなく、今後の研究と開発が携わることで、彼らの活動はさらに進化し続けるでしょう。詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください(理研ジェネシス公式サイト)。

お問い合わせ情報



本件に関するお問い合わせは、理研ジェネシスのマーケティング部にて受け付けています。



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会社情報

会社名
株式会社理研ジェネシス
住所
東京都品川区大崎1-2-2アートヴィレッジ大崎セントラルタワー8階
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