VRとAIがもたらす新たな可能性
現在、VR(バーチャルリアリティ)とAI(人工知能)は、驚異的な進化を遂げています。これにより、我々の生活や仕事、さらには社会全体に対する影響が広がっていますが、それに伴う倫理的な懸念も増えています。10月10日に行われる基調講演『VRとAIの共進化:倫理的イノベーションの時代へ』では、これらの分野の第一人者である大阪大学の栄藤稔教授が、その関係性を深く掘り下げます。
講演の目的と内容
講演では、VRとAIの融合がもたらす多様な機会や課題がテーマとなります。教授は、AI駆動型のアバターの自律性や、拡張現実技術における情報操作、さらにバーチャル空間での体験が実社会の意思決定に与える影響について解説します。そしてこれらの技術の発展が引き起こす倫理的なジレンマについても具体例を挙げて説明し、我々が今後どのようにこれらの課題に向き合うべきかを示唆します。
栄藤稔教授の経歴
栄藤教授は、1985年に広島大学大学院工学研究科を修了後、松下電器(現パナソニック)やNTTドコモでの豊富なキャリアを持ち、AIとVRの発展を推進してきました。特に、科学技術振興機構での活動を通じて、AIに関する研究の方向性をリードしてきました。彼の知識と経験は、VRとAIの未来に向けた重要な指針となることは間違いありません。
参加に関する情報
本講演は、VRやAIに興味があるすべての方にとって価値ある内容です。参加費は、会員は無料、非会員は5,000円です。開催は2024年の10月10日(木)の10:00から12:00で、Zoomを使用したオンライン形式です。定員は500名となっており、参加希望の方は事前に申し込みが必要です。詳細は
こちらで確認できます。
年次大会2024の案内
また、VR研究倫理学会は10月12日に「年次大会2024」を開催します。この大会では、法律、医学、工学などの専門家が一堂に会し、VRとAIに関するさまざまな法的倫理的社会的問題を議論します。この場も、VRやAIに関心のある方々には見逃せないイベントとなるでしょう。参加登録は
こちらから行えます。
結論
VRとAIのテクノロジーは未来の社会を形作る鍵を握っています。しかし、その進化に伴う倫理的な課題も無視できません。今回の基調講演は、新たな視点を提供し、参加者が未来の技術の活用法を考える上での貴重な機会となることでしょう。全ての関心を持つ方々の参加をお待ちしております。