緊急事態宣言下での消費行動に見える新たなトレンドとは
新型コロナウイルスの影響で、私たちの日常生活に多くの変化がもたらされています。特に日本国内での緊急事態宣言は、多くの消費者行動に影響を与えており、これに関する調査結果が発表されました。
今回の調査は東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、兵庫県、大阪府、福岡県の500名を対象に行われ、コロナ禍における消費者の意識や振る舞いの変化を明らかにしています。
消費意識の変化
調査結果によると、10人中8人がソーシャルディスタンスを厳守し、消費傾向が変化したと回答しています。多くの人々が感染リスクを考慮し、自らの行動を見直すようになっています。具体的には、95%の消費者が食事習慣を変更し、66%が自宅で料理をするようになったと報告されています。外食やデリバリーを減らす人も増え、54%の回答者がその傾向を示しています。
さらに、ハンドウォッシュや消毒液の購入に不便を感じる人や、マスクを手に入れられないと感じている人も多く、コロナ禍の影響は消費者の生活に深く根付いていることがわかります。
支出の急上昇
特に目立つのは食料品やパーソナルケア商品の購入意欲の高まりです。4人に3人が食料品購入を控えず、従来通りの頻度で買い物を続けています。また、パーソナルケア商品に関しては、60%が滅菌効果を重視して購入しているという結果が出ています。
これまであまり注目されていなかった通信費も、在宅勤務やオンライン授業が普及するにつれ、多くの人が増加した支出として取り上げています。
メディア接触の変化
メディアの接触状況にも変化が見られます。特に、動画配信サービスの利用は急激に増加し、Amazon Prime VideoがAmong UsやNETFLIXよりも好まれる傾向にあることが判明しました。また、ゲームやニュース関連のアプリも利用頻度が増え、ストレス解消の手段として人気を集めています。即時性のあるコミュニケーションアプリであるLINEの利用も、幅広い世代から支持されています。
若者層に特に顕著なのは、オンライン教育や動画編集関連のアプリ利用も大きく伸びている点です。緊急事態宣言下にあっては、200%以上の増加が見られたのです。
今後の展望
新型コロナウイルスが私たちの生活に影響を与え続けている中、この変化に対応するための知見を共有することが重要です。マーケターや企業にとって、消費者行動の理解は非常に価値のある情報となるでしょう。この調査結果を基に、今後ますますデジタル化が進む世界で、どのようにマーケティング戦略を構築するかが問われています。
次回のウェビナーでは、こうしたトレンドをより詳細に解説し、今後の消費者行動やマーケティングのあり方を考える機会を提供する予定です。空いている時間にぜひご参加ください。
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