台湾人と香港人の心をつかむコンビニ、1位は「ローソン」
2024年春節を前に、株式会社ジーリーメディアグループが行った買い物調査の結果、日本を訪れる台湾人・香港人にとっての「コンビニ」の人気が浮き彫りになりました。調査では2045人からの有効回答を得て、次回来日時に利用したいコンビニについて尋ねたところ、全体の95%が「ローソン」を選び、堂々の1位となりました。続く2位は「セブン‐イレブン」、3位には「ファミリーマート」がランクインしました。
ローソンの人気の秘密
1位となったローソンの人気の理由は、台湾では手に入らない商品群にあると考えられます。特に、「からあげクン」などの簡便で美味しいフードが多く、訪日観光客にとっては見逃せません。「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」の蔡 宇淮編集長は、旅行者の中にはこの「からあげクン」の期間限定フレーバーを求めて日本を訪れる人もいると語っています。
台湾と香港からの観光客消費動向
観光庁の発表によれば、2024年の訪日外国人旅行消費額において、台湾からの旅行者は約1兆936億円、香港からは約6584億円という結果が出ています。両地域の合計金額は約1兆7520億円で、中国からの訪問者を上回る結果となり、台湾・香港の観光客がインバウンド消費を大きく支える存在となっています。
コンビニへの関心の高さ
調査結果によると、次回の訪日中に買い物をする予定の場所として、約80%が「コンビニ」を選び、77.3%が「コンビニ」を選択しました。これは、「ショッピングモール・複合商業施設」をわずかに上回る人気の指標となっています。
1位のローソン以外に、セブン‐イレブンやファミリーマートも高い支持を得ており、特にセブン‐イレブンにおいてはお菓子の人気が目立ち、「シュガーバターの木」や「セブンプレミアム」などの具体的な商品名が挙げられています。
台湾人・香港人の選んだ商品
ローソンで買いたい商品として名前が挙がったのは「唐揚げ」で、ここでも「からあげクン」の人気は顕著です。また、ファミリーマートにおいても「フライドチキン」やその他のお菓子が人気を集めているようです。
調査概要
この調査は、「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」を利用する台湾人及び香港人を対象に、12月16日から12月23日の期間中に実施されました。回答者数は2045件。調査はインターネットを介して行われました。詳細な数値は、四捨五入されています。
まとめ
今回の調査結果は、日本のコンビニが台湾人や香港人にとっていかに魅力的であるかを示しています。特にローソンは、彼らが日本に訪れる理由の一つといえるでしょう。これからも、各コンビニがどのように台湾人・香港人のニーズに応えていくのか注目です。