三重県の新たな挑戦:TOKOWAKA-MIE オープンイノベーションプログラム 2024
三重県がまもなく開始する『TOKOWAKA-MIE オープンイノベーションプログラム 2024』は、県内企業と全国のパートナー企業が協力し、新たなビジネスを創出する取り組みです。運営を担当するのは、オープンイノベーションプラットフォーム「AUBA」を運営する株式会社eiicon(エイコン)。このプログラムは、2024年10月15日から全国の企業の参加を募ります。
プログラムの概要
『TOKOWAKA-MIE 2024』は、三重県が主催し、県内企業と他地域の企業が新規事業を共創することを目指しています。これは、先進技術やアイデアを持つ企業との連携を促進し、三重県の経済活動を活性化する試みです。参加企業募集は、2024年11月30日までとなっており、応募資格は自社の技術や製品を持ち、それを事業化したいと考える法人です。
参加企業とテーマ
プログラムに参加する三重県内の企業は、以下の4社で、それぞれ異なるビジネステーマを掲げています。
1.
伊勢くすり本舗株式会社:伝統的な薬製造企業で、農薬不使用の芍薬を使った新商品の開発に取り組みます。協業を通じ、地域活性を図ります。
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2.
城田鋳工株式会社:桑名市の伝統工芸、鋳物製品の製造を行っています。働きやすい職場環境の整備や、工場の魅力向上を目指しています。
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3.
株式会社PlanB:高齢者向けの医療特化型住宅の運営を行っており、デジタル技術を活用した介護業務の標準化を目指しています。
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4.
株式会社ヨシザワ:物流容器の製造業者で、環境保護と地域活性化をテーマにした事業展開を行っています。
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これらの企業は、共創ワークショップを通じて新たなビジネスアイデアの創出を目指しています。プログラムの中で、他のスタートアップと協業することにより、新たな価値を社会に提供することを期待されます。
今後のスケジュールとサポート
応募が完了した後、選考を経て採択された企業には、インキュベーションや実証実験の機会が提供されます。特に、2025年3月14日に予定されているDEMODAYでは、これまでの成果を発表し、さらなるビジネスチャンスを創出する場となります。
また、eiiconは選定された企業に対して、コンサルティングやフィードバックを行い、共創をサポートします。これにより、成功に向けた道筋を整えることが期待されます。
三重県の展望
三重県がオープンイノベーションを推進することは、地域経済の持続的な発展を目指す重要なステップです。従来のビジネスモデルからの脱却を図り、新たな価値提供を目指すこのプログラムは、県内の企業にとって、参加する大きなメリットとなります。
先に行われた2年間の成功を受け、この2024年のプログラムも多くの成功事例を生み出すことが期待されています。三重県が未来に向けて描くビジョンは、地方都市の活性化のみならず、日本全体のイノベーションを促す可能性を秘めています。これを機に、産業界全体が新たな挑戦に乗り出すことを期待しています。