アルコールチェック義務化の実施状況
2023年12月1日から、白ナンバー車を使用する企業においてアルコール検知器を用いた酒気帯び確認が義務付けられました。この取り組みから約1年が経過した現在、株式会社AIoTクラウドは安全運転管理者を対象に、「アルコールチェック義務化に関する実施・運用状況調査」を実施しました。この調査は、義務化後の各社の対応状況を把握し、運用上の課題を明らかにするためのものです。
調査概要
調査は2024年11月1日から11月5日の5日間にわたり、全国エリア対象のインターネット調査として実施され、1,067人の安全運転管理者が回答しました。調査前回の6月の結果と比較し、今回の調査がどのように変化したのかを探る内容となっています。具体的には、以下の項目について調査が行われました。
- - 酒気帯びの確認
- - 記録の保管
- - 検知器の導入
- - 検知器の有効保持
調査結果
調査結果が示すのは、義務化後も約1割の管理者が必要な対応を実施できていないという現実です。また、義務化への対応状況が前回調査に比べて若干悪化していることも懸念されます。運用実態に関しては、管理者自身が義務化の課題を理解しているものの、実施状況が伴っていない様子が見受けられました。
特に問題視されているのは、直行直帰や早朝・深夜の点呼確認が難しいとの声です。このような状況は、紙や電子ファイルでの管理方法に関しての負担を増していることが主な要因とされています。
AIoTクラウドの取り組み
AIoTクラウドは、アルコールチェック管理サービス『スリーゼロ』を展開しており、飲酒運転の撲滅を目指しています。このサービスは、アルコール検知器を使い、運転者の酒気帯びの有無をチェックし、スマホアプリを通じて検査結果をクラウドに送信・保存することが可能です。このため、外出先での検査もリアルタイムで管理できる利点があります。120種以上の機種に対応しているため、既存の検知器でも迅速にご利用いただけます。
サービスの展開
さらに、AIoTクラウドは新たに「レギュラープラン」を2024年11月21日から提供開始します。このプランは、アルコールチェックと運転日誌のクラウド管理を組み合わせ、安全運転管理者にとって必要な記録を一元管理できるサービスです。
今後もAIoTクラウドはお客様の声を反映させながら、サービスの向上に努めていく予定です。
会社概要
株式会社AIoTクラウドは、東京都江東区に本社を置き、松本融社長が代表を務める企業です。2019年8月に設立され、アルコールチェックなどを通じて企業の安全管理を支援しています。詳細な調査結果については、『スリーゼロ』のWEBサイトからダウンロード可能です。企業のアルコールチェックに関する負担を軽減し、さらに飲酒運転撲滅に貢献できるよう、今後の更なるサービス展開に期待が寄せられています。