低圧リソースの制御
2025-11-13 12:31:50

Shizen Connect、大阪ガスマーケティングと共同で低圧リソースの制御トライアルを実施

Shizen Connectと大阪ガスマーケティングの新たな挑戦



株式会社Shizen Connectが、大阪ガスの子会社である大阪ガスマーケティングと協力し、2025年11月から低圧リソースを利用した容量市場向け制御のトライアルを実施すると発表しました。この取り組みは、2050年のカーボンニュートラルを目指す中で再生可能エネルギーを効果的に導入し、電力系統の安定化を図るための一環です。

トライアルの背景



再生可能エネルギーの普及が進む中、電力の安定供給はますます重要になっています。特に、家庭用の蓄電池や電気自動車(EV)を活用した低圧VPPは、その効率的な運用が期待されており、社会的な注目を集めています。家庭用蓄電池が逆潮流の機能を持っていることで、低圧リソースが市場に参入する際の後押しとなることが予測されます。

一方、低圧VPP事業の収益化は、電気小売業者にとって大きな課題です。容量市場は比較的高単価であり、低圧VPPの有望な収益源とされています。

これまでの取り組み



Shizen Connectでは、容量市場向け制御に関する実証実験をこれまでに複数回行ってきました。2025年1月には、自社開発のエネルギー管理システム「Shizen Connect」を用いて家庭用蓄電池の遠隔制御に成功。この技術が評価され、本トライアルの実施が決定されました。

トライアルの目的と内容



本トライアルは、運用面や制御ロジックに関する課題を特定し、早期に容量市場に参加することを目指しています。具体的には、大阪ガスマーケティングの協力の下、家庭用蓄電池に対し「Shizen Connect」から制御を行い、その効果を評価します。実証期間は2025年11月から2026年9月までの間に行われ、家庭用蓄電池の制御実施や技術的課題の洗い出しを行います。

小売電気事業者との連携



Shizen Connectは、2023年5月から小売電気事業者を支援する「機器制御型DR支援サービス」を提供しており、このサービスを用いる小売電気事業者の市場シェアは35%に達しています。トライアルを通じて運用上の課題を解決し、2026年度からの商用展開を見据えています。

脱炭素社会への貢献



今後もShizen Connectは、幅広いパートナーと共に脱炭素社会の実現に向けた取り組みを続けていく方針です。家庭用蓄電池を利用した容量市場向け制御の実用化に向け、イノベションを追求し、地球環境に優しい社会の構築を推進していきます。


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会社情報

会社名
株式会社Shizen Connect
住所
東京都中央区日本橋本町二丁目4番7号遠五ビル
電話番号

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