立川メディカルケア研修センター開設の背景と目的
日研トータルソーシング株式会社は、介護士や看護助手を対象とした新たな研修施設「立川メディカルケア研修センター」を開設しました。2025年には高齢化が進み、特に団塊世代が後期高齢者となることが見込まれており、介護人材の不足と離職率の高さが深刻な問題として浮上しています。この状況に対応するため、また質の高い介護を行うための人材育成が最重要課題となっています。
介護の基礎知識を身に付けるための施設
新たにオープンした立川メディカルケア研修センターでは、介護の実務に必要な知識や技能を幅広く学ぶことができます。座学と実技を組み合わせた研修プログラムが用意されており、その目的は、就業前の人材が現場で感じるギャップをできる限り少なくすることにあります。
立川メディカルケア研修センターの特徴
- - 所在地: 東京都立川市錦町1-12-14(日研トータルソーシング 立川技能センター内)
- - 研修内容: 座学での基礎知識の学習、実技に基づく介護方法の習得
- - 実技用マネキンや車いす、介護用ベッドを利用した実践的なトレーニング
このように具体的な技術を身に付けることで、研修生は自信を持って職場に臨むことができるようになります。
人材育成への取り組み
日研トータルソーシングのメディカルケア事業部の部長、鈴木慶太氏によれば、「介護業界では人材不足や離職率が深刻な課題となっています。他社がまだ手を付けていない未経験者向けの研修施設を開設し、実践的な教育を通じて職場とのギャップを埋めていきます。」と、研修プログラムの意義を語ります。
研修生の声
研修を受けた学生は、「ボランティア経験がきっかけで介護業界に興味を持ちました。座学だけでなく実践的な内容が含まれており、仕事の流れと利用者との関わり方を理解できました。これで心配事も解消し、自信を持って新しい職場に挑めそうです。」とコメントしています。このように、実践に基づいたカリキュラムが参加者の自信に繋がっています。
今後の展望
今後、立川メディカルケア研修センターは介護人材の定着率を改善し、人材育成を強化するため、多様な人材がスムーズに現場で活躍できる環境作りを目指していきます。日研トータルソーシングは「人的資本創造企業」として、業種や職域を超えて様々な人材の可能性を引き出し、社会全体の活性化に貢献する運営を続けていく方針です。
会社概要
- - 設立: 1981年4月
- - 本社所在地: 東京都大田区西蒲田
- - 代表者: 清水浩二
- - 事業内容: 総合人材サービス(業務請負、人材派遣、人材紹介)
立川メディカルケア研修センターは、介護業界の新しい人材育成の拠点として、今後の社会を支える人材を数多く育成していくことが期待されます。