店頭FX取引額が急増!
2024-06-29 15:03:22

個人投資家のFX取引が活発化!店頭FX取引額は4カ月ぶりに1000兆円の大台回復!

個人投資家のFX取引が活発化!店頭FX取引額は4カ月ぶりに1000兆円の大台回復!



2024年5月の店頭FX取引額は1113兆円となり、前月から18.1%増加したことが明らかになりました。金融先物取引業協会が発表した「店頭FX月次速報」によると、4カ月ぶりに1000兆円の大台を回復しました。

この増加の要因は、米ドル/円の取引額が前月から24.9%増加したことが挙げられます。一方、前月に好調だった豪ドル/円は19.9%減少しました。

また、月末時点の未決済ポジション合計は1.49%増加し約8.8兆円に留まり、個人投資家が比較的短い期間でポジションをクローズして利益を確定させた様子がうかがえます。

円高局面で個人投資家は逆張り戦略で着実に利益を獲得



株式会社外為どっとコム総合研究所が実施した「FX投資家動向2024年5月」によると、個人投資家の59.3%がFX取引でプラス収支を達成しました。これは、政府・日銀による円買い介入や弱い米4月雇用統計を受けて円高が進んだ局面で、個人投資家が円売りを仕掛けて着実に実現益を積み上げた結果と考えられます。

外為どっとコム社の調査では、政府による円買い介入前の4月28日時点では米ドル/円ショートポジションが66%を占めていたのに対し、5月5日には米ドル/円ロングポジションが67%にまで上昇しました。このことは、個人投資家が円高局面を逆張り戦略で積極的に利益を獲得していたことを示唆しています。

高金利通貨への関心が上昇



通貨ペア別取引者数では、米ドル/円が依然としてトップを独占していますが、メキシコペソ/円が4位に浮上しました。これは、個人投資家が金利の高い通貨への関心を強めていることを示唆しています。

今後の展望



2024年5月の為替市場では、政府・日銀による円買い介入や弱い米雇用統計を受けて円高が進みました。しかし、日本の消費の脆弱性や国内自動車メーカーによる不正問題など、日銀が急いで利上げする局面にはないとの見方が広がっており、円高局面では多くの個人投資家が円売りを仕掛けて利益を伸ばした様子が窺えます。

このような投資行動から、今後1〜2カ月の範囲において、米ドル/円が152円を下回るような円高局面を想定する個人投資家はそう多くないと考えられます。

まとめ



2024年5月の店頭FX取引は、円高局面における個人投資家の積極的な取引によって活発化しました。特に、円高局面を逆張りで利益を積み上げた個人投資家が多く、今後もFX市場の活況が続くことが期待されます。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

関連リンク

サードペディア百科事典: 東京都 港区 FX 外為どっとコム 米ドル/円

Wiki3: 東京都 港区 FX 外為どっとコム 米ドル/円

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。